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スタッフブログ

 ハーモニカを演奏してくださるボランティアさんが来られました。

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1階と3階のデイフロアーでそれぞれ30分程度演奏していただきました。

 演奏曲目は、♪七夕やわれは海の子・浜千鳥など夏の唱歌、そしてリンゴの歌や星影のワルツなどの懐かしのメロディー、最後は夏祭り用の“炭坑節”とおきまりの“六甲おろし”で締めました。

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 ハーモニカの音色は、哀愁を帯びていて、なかなか聴き所があります。
 みなさん、熱心に聴かれていました。
 ハーモニカによる演奏は、どちらかというと一緒に歌うというよりも、演奏を(音色を)聴くという方がよろしいようでした。

梅雨の晴れ間2010/06/24

 今年はよく雨が降ります。
 梅雨なので当然のことなのでしょうが、ここにところ青空を見た憶えがありません。
 でも、今日(6月24日)は、気持ちよく晴れました。不思議に空気も爽やかで久々にジメッとした感触からも開放され、窓を開けて働くことができました。

 御影の施設は(大石もそうですが)、灘五郷と呼ばれる酒造り地域にあります。御影は【御影郷】、大石は【西郷】です。参考のためにあとの三つは【西宮郷】【今津郷】【魚崎郷】です。そういえば、COCORO保育園は魚崎郷の真っ直中にあります。建物も酒蔵をイメージしているほどです。

 御影の横には“灘泉”で有名な泉勇之介商店や“瀧鯉”の木村酒造、ちょっと足を伸ばせば“福寿”が楽しめる酒心館があります。天気の良い週末などは、酒蔵巡りのウォーキングをされている方をよく見かけます。

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 御影から見える「泉勇之介商店」、時々TVスタッフが撮影に来るほどの建物です。

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 そして御影の駐車場にある宮水の井戸です。これはよく“なにがあるの?”と問いかけられるのですが、井戸なのですよ。今でも、月に一回、きちんと水質検査にこられます。
 娘が学校の宿題で“音読”をしていました。リズムの良い、そしてわかりやすい文章が多いのですが、今回は内容も興味深いものでした。思わず「貸してちょうだい」と娘に言いました。内容を引用します。


『「かむ」ことの力』  光村図書 4年(上)かがやき 金田 冽(きよし)

 「よくかんで食べなさい。」と、いつも言われていませんか。かむって、どういうことなのでしょう。また、よくかむと、どんないいことがあるのでしょう。いっしょに考えてみましょう。
 食べ物を一口、口の中に入れてみましょう。熱い、冷たい、かたい、やわらかい、大きい、小さいなど、食べ物にはさまざまなちがいがあります。その食べ物を上あごと下あごの歯でかむと、食べ物の様子が脳に伝わります。脳は、その知らせを受けて、「この食べ物は、このようにかみなさい。」と、よくかみくだけるように、あごを動かす筋肉に指令を出します。また、だえきを出すようにという指令も出します。そうして、かめばかむほど、食べ物は口の中でだえきとまじり、だんだん小さく、やわらかくなっていきます。こうすることで飲みやすくなった食べ物は、初めてごっくんと食道に送りこまれるのです。
 これらのひとつのつながりの動作を「そしゃく」といいます。そしゃくは、食べ物に直接ふれる歯、あごを動かす筋肉、口のまわりの筋肉、ほお、した、くちびるなど、多くの部分がたがいにうまく協調しないとできません。これらの部分は、働けば働くほど、きたえられて強くなります。つまり、かめばかむほど、歯も骨も関節も筋肉も強くなるということです。

上の文章を読んで、答えましょう。
(1)一口、口の中に入れると、食べ物にどのようなちがいがわかりますか。

(2)どうすると、食べ物の様子が脳に伝わりますか。

(3)知らせを受けた脳は、どんな指令を出しますか。二つ書きましょう。

(4)かめばかむほど、食べ物は口の中でどうなりますか。三つ書きましょう。

(5)「そしゃく」という言葉を、別の言葉で言うとどうなるでしょう。当てはまるもの
   に○をしましょう。
     ・かみくだく   ・かみ切る   ・かみつく

(6)そしゃくするために、うまく協力しないといけないものを全部書きましょう。

(7)かめばかむほど強くなるものを、全部書きましょう。

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 小学校4年生用の教材ですので、4年生で読むことができる漢字で文章が書かれています。質問も内容理解に役立つと思います。

 ここで、高齢者介護に従事するお父さんはこう思ったのでした。

 この一連の動作ができにくくなり、だんだん忘れていくことが、年をとっていくことなんだと。
 そして、そのできなくなったり忘れたりしたことを支援していくことが私たちの役目なのだと。

 「噛む」・「飲み込む」といういわゆる「食べる」動きは、「歩く」や「しゃべる」と同じ一連の運動動作なのですね。質問(特に?)が、私たちの介護へのヒントになると強く思いました。

 国語の教科書、なかなかなものです。
 平成22年度新入職員研修もいよいよ締め括りです。例年、お願いしている綿先生に3時間の講義をお願いしました。大学教授の他に社会福祉法人の理事長であり、現在もケアワーカーとして施設現場では働いておられる綿先生は、今回なんと夜勤明けで神戸に来られたとのことでした。でも、そんな疲れは露にも見せず、熱く介護について語っていただけました。

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 事前に送っていただいた資料は、パワーポイントのスライド56枚分。とても3時間で収まる内容ではありません。仕事に就いて2ヶ月余りの新入職員が、介護職員としての専門性を自覚するヒントになる事項があればと思い、先生の介護の現場での経験を元にお話しいただきました。

    ・介護の専門性 
    ・情報収集の法則
    ・生活の連続性と個人のリズム
    ・心地よさを増す介護テクニック
    ・介護で大切なこと!

 いずれも、実践を通した話になっているので、決して抽象的にならず、また理想論で終わることなく、新しい気づきや発見があり、現場でいろいろなことを感じだした新入職員たちにとってはひとつひとつが頷けることではなかったと思います。毎年のように聞いている(聞くことのできる)私でさえ、綿先生の話がバージョンアップしていることに感動し、現場を抱えている先生の話のリアリティー・醍醐味に頷いていました。

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 約1時間半の講義が終わり、次は実践編です。アイコンタクトや身体への触れ方、いすへの座り方の援助や、食事介助の方法、そして皺のできないおむつの当て方など、それぞれは短い時間の説明ですが、そのいずれもが中身の濃いエッセンスを含んでおり、明日からの介護にもすぐに活かせる秘訣で一杯です。そんな秘訣をひとつだけ紹介しようと思います。いすへの座り方・誘導法ですが、左右の写真のわずかな違いがわかりますか? ‘わかっていてもできないこと’という内容の話の延長です。安全が確認できないと人は動けないものなのです。このあたりのことを理論で理解ししっかりと実践できることが専門性なのです。

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 このわずか1?の違いが、要介護者について“地獄”か“天国”の境目なのです。
 綿先生、近々神戸市の介護福祉士会の招待で研修会を行うとのことです。そんな先生を新入職員で独占してしまいました。みなさん、役に立つヒントをたくさん身につけたでしょうか。
6月19日(土) 6月20(日)
7月3日(土) 7月4日(日)  

ご見学受付時間 10:00~4:00 
ご予約の上、ご来館ください
お問い合わせ・ご予約は、下記まで
?:078−805−3620
井 上 、 河 村
皆様のご来館を心よりお待ちいたしております
 
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