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スタッフブログ

バックナンバー

2009年 10月のバックナンバー一覧です。
若い頃、生け花をしておられたゲストが多くおられます。
綺麗なお花を見ると、心が豊かにそして優しい気持ちになるようです。

障害で手を上手に動かすことが出来ないゲストも、
認知症でなかなか自分の思いを語ることが出来ないゲストも、

手が目が気持ちが自然に動くのでしょう、
お花を持つと生けようとされるのです。

もちろん、スピードはごくゆっくり、できあがりが少々奇抜なものもありますが、
自分自身で生けられた花々は、きっと花屋のどんなアレンジメントよりも輝いているのだと思います。

さて、御影のフラワーアレンジメントの先生は、以前御影で働いておられた職員にお願いしています。
今は違う所属に異動されましたが、月に1回フラワーアレンジメントのために来ていただいています。

30人ほどのゲストが参加されるフラワーアレンジメント、用意する花々の量も結構なものになります。
それらを事前に準備していただき、当日は指導を、そして後片付けを一手に引き受けていただいています。

また、玄関ホールなど用にも作っていただき、フラワーアレンジメント終了後はゲスト自身の作品も
あちこちに飾られて、御影の館内はお花で埋め尽くされているほどです。

ただ、残念ながらこの形でフラワーアレンジメントを行うのはこれで最後となってしまいました。
今までお忙しい中、ありがとうございました。

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今回のフラワーアレンジメント作品


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今回のために準備された花々です。レクリエーションの準備は手間もかかります。
男性の私からみていると、女性は髪型をいろいろと変えることが出来るので羨ましく思います。
ロングステージのゲストの中にも、それはそれはお洒落な方がいらっしゃいます。

ご家族と外出(外泊)される時に、昔からの馴染みの美容院に寄られる方もいらっしゃいます。
また、行きつけの理容院を指定して散髪に行かれる方もおられました。

ほとんどの方は、施設に月2回やってきてくださる理美容サービスを受けておられます。

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特養3階の理美容室を使って行います。


今の特別養護老人ホームには、伸び放題の髪の毛の方や、癖毛でバサバサの方を見かけることは、
ありません。身だしなみのひとつとして、髪の毛のカットや場合によっては染色やパーマも、
身体まわりのケアとしてしっかりと捉えられているからです。

しかし、美容室に入ってらっしゃるゲストの方々を見ていると、単に髪を切るだけということではなく、
やはり、

 ・いつまでも綺麗でいたい
 ・いつまでも女性らしくしていたい

という、女らしい気持ちを持っていることを感じずにはいられません。

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カットの他に、パーマや毛染めをされるゲストもおられます。


 ・人に見られていることを意識すること、意識できること

は、自分を自分と認知している上でとても大切なことなのでしょう。
いつまでも綺麗でいたいと思って、自分を磨く女性たちが活き活きしているのは、
こんなところに秘訣があるのかも知れませんね。
毎月第2水曜日午後には、喫茶なぎさがオープンします。
毎回、栄養士さんが手作りケーキなどを作って【本日のおすすめ】メニューとして
登場するのですが、今月は少し“お遊び”をしてみました。

 ・ミスター ドーナッツセレクション

ミスタードーナッツを買ってきて、トレイに並べて好きなものを選んでいただくという
趣向です。みなさん、あれやこれやと楽しんで選んでおられました。

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トレイに並べたドーナッツ、美味しそうでしょ!!!


喫茶が終わった後、「いろいろな【○○セレクション】が考えられるね」と話をしました。

 ・洋菓子セレクション(シャトレーゼさんかな?)
 ・和菓子セレクション(千鳥屋さんでできるかな?)
 ・駄菓子セレクション(だんじりの時のまんりき商店さんに頼もうかな?)

ちょっと変化球で

 ・菓子パンセレクション(コープの食品工場さんに頼めるかな?)

これは遊び過ぎかな?

 ・カップヌードルセレクション(日清食品さんに取材に来てもらおうかな???)

いろいろと夢がふくらみます(*^_^*)
台風接近でばたばたしている10月7日です。
そんな中、神戸市シルバーカレッジOBなどのみなさんで構成されているボランティアグループ

 ・「NPO法人 社会還元センター グループ わ」

に来ていただき『銭太鼓』の演技を楽しみました。

『銭太鼓』ってご存じですか。
銭太鼓は出雲地方が発祥と言われており、演歌や民謡そして同様などの歌に合わせて、
銭(主に5円玉)の入った筒を両手に持って、それを振ったり回したりして演技をするものです。

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フロアーに緋毛氈を敷いての演技、洒落た衣装と派手な銭太鼓、華やかです。


銭の触れ合う音と音楽とが重なって、なぜか心がウキウキしてきます。
一定のリズムを繰り返すパーカッションのような感じともつながり、身体を揺さぶる
リズムにへと発展していきます。会場に一体感が出来てくるのは銭太鼓の魅力でしょうか。

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車椅子に乗っていてもリズムは刻めます。手拍子、膝を叩いて、手を振って・・・(※ソフト加工しています)


フロアー(階)毎のユニットケアーをしている御影では、なかなかゲスト全員が一同に
集まることができません。今回も、1階で1階と2階のゲスト、3階で3階と4階の
ゲストと銭太鼓を楽しみました。公演時間は短くなってしまうけれども、演技者とゲスト
との距離感が近くて、ライブ感覚溢れるのがユニットケアの魅力でしょうかね。

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1階西フロアーです。普段はダイニングルームも本日は舞台として使用しています。


「グループ わ」さん、ありがとうございました。

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