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スタッフブログ

バックナンバー

2016年 03月のバックナンバー一覧です。
このエントリーは、3月28日発行(公開)の、
求人情報誌(フリーペーパー&WEB)『タウンワーク』
と連動させて、より詳しい内容をお伝えしようと書いています。



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4回目はボランティアさんと地域活動



いろんな方の協力で作ることのできた求人原稿です。



◆◆◆できるだけ、生の声、生の姿を伝えたい

 先日、四国中央市(旧新宮町)にある“霧の森お菓子工房”に行ってきました。
 愛媛県の方はご存じかもしれません。とても美味しい“霧の森大福”で有名な
 お店なんです。


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大福の写真はうまく撮れなかったので和三盆クッキー(ほうじ茶・抹茶)です


 このお店あまり情報公開はされていなくて、インターネット販売も抽選販売で
 なかなか手に入りにくい品になっています。
 けど、買いに行く人は多くて、四国山地の山奥にあるお店は開店時間には
 長蛇の列ができる超人気店になっています。
 私も、そんなに美味しいのかどうか半信半疑で訪れました。結果とっても美味
 しかったのですが、その時情報収集の使ったのがインターネットのSNSによる
 口コミだったり、食べ物ランキングサイトの情報だったりしたのです。

 特別養護老人ホームなど介護施設に対しても【情報公開制度】や【第三者評価の
 結果公表】などによって、施設運営の情報は公開されています。
 しかし、その公開される情報は、主に運営に関する財務状況であったり人員配置
 であったりして“その施設でどのようなケアが行われているか”について詳しく
 わかる項目は残念ですがありません。

 霧の森大福の美味しさも、運営する「株式会社やまびこ」の財務状況や人員状況を
 いくら眺めていてもわかりません。実際に大福を食べてみなければその味はわから
 ないのです。だから、実際に食べた人の評価や評判を探して参考にする。ネット社
 会になって、情報はたくさんありますが“実際の経験談”にまさる情報源はないの
 だと思います。

 サービス業は品質を言葉や写真で知らせることはなかなかむずかしい。
 なので、実際に利用した方の口コミが良い評価であれば広告宣伝になり、悪い
 口コミであれば運営そのものを脅かすものにさえなるのだと思います。
 実際、私もホテルやレストランを利用するときは“口コミ”を大きく参考にします
 し、ランキングサイトの点数にも期待します。

 特別養護老人ホームなどについても一部、評判などを書き込みことができるサイトが
 あるようですが、ホテルやレストランと決定的に違うのは、利用者本人が書き込む
 ことはかなり難しいということです。
 なので本人さんに代わってご家族が書く、ボランティアさんが書く、職員が書く、
 いずれの方法でもご利用されている本人さんの気持ちをありのままにに伝えることが
 できているかというと、正直わかりません。

 なので、今回は原稿を職員側では書かずに取材という方法を使って、できるかぎり
 生の声・生の姿を伝えようとしたのです。



◆◆◆協力していただいた方々、ありがとうございます。

 生の声・生の姿を伝えるために施設の普段の姿を撮ったスナップ写真を使いました。
 メインの屋上農園での大根収穫の風景、新年会での獅子舞との記念撮影、職員の
 働く姿、ボランティアさんの活動の様子、ロングステージKOBE岡本の
 住吉川クリーン活動…


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ご家族と共に、特養新年会にて



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いつも“餌やり”ありがとうございます



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施設の中に地域の風をありがとうございます


 どれも、ロングステージの日常を切り取ったものです。
 写真で伝えるには限界があるとは思いますが、少しでも多く伝えることができたら
 と思っています。


◆◆◆取材と構成

 4回連続の掲載です。それぞれは「職員」、「ゲストとご家族」、「ゲスト本人」、
 「ボランティアさん」と構成を分けて、さらに「取材者のビックリ~ロングステージ
  を取材して発見しました~」というコラムを書き加えてもらっています。

 第1回 職員が多い
     ゲスト3人に対して職員1人付くのが国の基準。
     ロングステージはおおむねゲスト2人に対して職員1人が働いています。
     しかもそのほぼ全員が正規職員なんだそうです。
     ここの職員さんは、全然バタバタしていないという声が多いのも
     そのためです。
     一人ひとりに目が行き届く。ゆったりした環境なんです。

 第2回 家族が良く来る
     ロングステージを取材しているとゲストのご家族によく遭遇します。
     「毎日来てる」という人も。
     個室で気を遣わなくて良いし、職員さんがいつも温かく迎えてくれるから
     来やすいのだそう。
     逆に職員さんは来たいときに来てくれれば良いから「来てください」など
     プレッシャーになることは言わないように気をつけているそうです。

 第3回 ゲストはじっと部屋にいるわけではない
     取材は中庭に面したデイルームで行いました。
     取材している間にも他のゲストさんは、お風呂に行ったり、トイレに
     行ったり、お茶を飲んだり、じっと部屋にいるわけではないんですよね。
     ゲスト同士が出会うと普通におしゃべりしているし、私にも挨拶して
     くれたりする、ご近所さん同士のような雰囲気を感じました。

 第4回 情報共有がすごい
     「ちょっと調子が悪いだけなのに、1階の職員さんまで心配して
     きてくれる」と3階のSさん。
     専用ソフトを使ってその日の出来事やゲスト一人ひとりのトイレの誘導
     時間なども共有されています。
     でも、本質は「気になる人へのおせっかい」とのこと。
     世話好きの人が多い職場のようです。



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度々の取材ありがとうございました


 毎日働いている私たちにとっては当たり前のことでも、外部の方からはこのように
 視られているのだなぁと思いました。
 客観的に見ていただいて、このように文章にしていただいたので、ロングステージの
 生の姿を伝えることができたのではないかと思っています。
 取材者のHさん、編集スタッフ、デザイナーのみなさん、本当にありがとうございました。
     


◆◆◆ to be continued... と See you later に込めた意味

  1回目から3回目までのリードコピーの文末には、

   ・to be continued...

  と書き足しています。
  “次回に続きますよ”、“まだまだ伝えたいことがありますよ”という予告を
  込めました。
  第4回は、La fin にしようかととも思ったのですが、

   ・See you later

  にしました。
  もちろん、職を求めている方に出会いたいという思いを込めてです。


  最後に、就職を考えているみなさんに思いを伝えます



☆★☆ 努 力 は 報 わ れ る ☆★☆

介護の仕事って、決して楽ではありません。
かといって、苦しいことや嫌なことばかりでもありません。

ゲストの日常生活をお手伝いするのだから、
“楽しいこと”もあるし“苦しいこと”もある。
“嬉しいこと”もあるし“悲しいこと”もある。
そんないろいろなことが混ざり合って“介護”なんだと思います。

ちょっといいことがあれば優しい気持ちになれる。
一緒に暮らしてきた思い出をたくさん持っている。
努力をすると思いもよらないことで報われたりもする。

優しい気持ち・素敵な思い出、仕事のやりがいは、
探さないと見つかりません。
“ロングステージ”できっと出会うことができると思います。



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See you later.....
このエントリーは、3月14日発行(公開)の、
求人情報誌(フリーペーパー&WEB)『タウンワーク』
と連動させて、より詳しい内容をお伝えしようと書いています。



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3回目の取材記事はゲストさんにインタビュー


◆◆◆多くの方から問い合わせをいただいています。

 2月15日の1回目掲載からちょうど4週間が過ぎました。
 この間、多くの方からお問合せを受けました。
 2017年春に卒業予定の学生さんから、60ン歳の現役介護職員の方まで。
 エリアは、神戸市を中心に尼崎から明石方面まで幅広く、JR京都線方面の方もおられました。
 インターネット(タウンワークネットやとらばーゆ)を通しての問合せで、直接メールのやりとりをして日時を決めていくこともありますが、最初の申し込みだけがインターネット経由で、1回連絡がついたあとは電話でのやりとりが主になる方が多いです。
 ある方は、もうその電話から見学会モードに入っていて、かなりの質問攻めにあい、私はタジタジになってしまったのでした。

  ・聞きたいこと、知りたいことはたくさんある!

 そうだと思います。
 そういう内容の広告を出しているのですから、ロングステージの現状について何でも質問してください。
 そして、説明の後は施設を見学していただいています。
 工場や会社と違って、特に見学コースを作っているわけではありませんので、ハプニングが起こるかも知れません。でも、これが“リアル、ロンステ”なのです。

  ・見学会の日程が入っているから電話しやすかった

 特に土曜日などは、午前中に電話をいただいて、その午後に見学をされる方もおられました。

 ロングステージには、採用や教育を専門で扱う部門はありません。
 研修や教育は、灘や岡本や御影や大石の職員がチームを作って運営していきます。
 採用は、最初の見学は御影で行ったとしても、採否は各施設で施設長が(御影以外の施設の場合は再度見学もして)面接し決定します。つまり、

  ・見学した施設で、対応した上司(職員)と働くことになるのです。

 当然、対応する私たちも“一緒に働く”ということを前提にして考えるわけです。
 採りっぱなしではありません。何か訳あって早期に退職されると、採用した私たち、教育した職員に大きくダメージが残るのです。
 だから、長く一緒に働き続けることができる方と出会いたいのです。


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明治40年生まれ最年長。明治の女


◆◆◆見学している会話から

 “写真に映っている方ですよね”と、見学の方があるゲストを見てつぶやかれました。
 “実はタウンワークの広告の笑顔が素敵なので応募してみたんです”
 これって、

   ・我が意を得たり!

なんです。
 これらの写真を持つ意味をわかってくれる方は、もう一次選考通過どころか採用内定です。

 今回の広告は【ロングステージの今の姿を見ていただく】がキーコンセプトです。
 そうなれば、ゲスト自身が登場しない構成は考えられません。
 1回目は職員、2回目はゲストとそのご家族、そして3回目はゲスト自身です。
 キャプションはあえて事実だけ、年齢と続柄、そして取材からつかんだ短いセンテンスです。
 事実から、写真に映っているゲストの生活を想像してみて欲しいのです。
 その想像できる世界のお手伝いをしているのが私たちロングステージの職員なんです。

  ・このおばちゃん、明治生まれなんや、子供の頃の日本ってどうやったんやろ



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孫が来るのが楽しみ

  ・お孫さんの前では、どんなおじいさんなんやろ、きっと優しいんやろうな


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お好み焼き屋してました

  ・今でもお好み焼き好きなんやろうか、ホットプレート出したら焼きはるやろか


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熱帯魚の餌やりが日課。ロンステの“いきものがかり”

  ・“いきものがかり”が楽しそうやな

  ・年取ったらやっぱり和食がいいなやな、たまには焼き肉なんて思わへんのかな

 本当のところはわかりませんし、答えていただくことができないかも知れません。
 けど、この写真を見て何かを感じ取っていただけたら“我が意を得たり”なんです。

 2月に面接して3月から勤務している職員がいます。働き始めて2週間、面接の時よりも、活き活きと元気に働いているように見えたので声をかけてみました。
 すると、こんな答えが返ってきました。

ロングステージは、
     職員がゲストのことが好き
     誰のために仕事をしているのかがわかりやすい

 彼女は、介護系専門学校を卒業後他の法人で働いていた経験者です。
 働き始めて、わずか2週間、ロングステージの『MIND』を身につけてくれたようです。



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和食が好みやね


◆◆◆モデル担っていただいたご家族からの声

 ご家族からも、声をかけていただくことがあります。

   ・いい人が来ましたか? 採用できましたか?

 こんな風にお声をかけていただくと、今回の採用に当たってはモデルになっていただいたゲストさんやご家族さんも採用チームの一員のような感じになってきます。
 掲載誌を家に持ち帰った翌日に、また声をかけられて「家でこの写真を見てとっても盛り上がったのよ、職員さんたくさん採れるといいのにねぇ~」
 そうそうたくさん採れるものではないのですが、こういう応援を聞くとうれしいものです。中には、「説明会するなら私がしゃべってあげるわよ!」、という奥さんもいたりして、どうしましょうかね。

 採用専用チームを作っている企業系高齢施設の向こうを張って、

   ・ゲスト本人とご家族と制服姿の職員で介護現場疑似再現

 でも企画して合同選考会や就職フェアに乗り込んでみましょうかね。

 パワーポイントのプレゼンより、ひとりのゲストの現実
 ぱりっとしたスーツよりも、動きやすい制服姿(ジャージはだめですが…)
 そして、抽象的な事業概要ではなくて、明確な事業説明。

 これも、今回のキーコンセプトです。

 さて、今回も見学会を複数回準備しています(実は大変なんですががんばっています)
 なかなか電話を架けることに度胸や勢いがいるかとは思いますが、受付一同優しく対応させていただきますので、お電話お待ちしております。

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