「兵庫医療大学社学連携推進機構地域交流プロジェクト」と「神戸ポートピアホテル」がコラボレーションして開催した食事会に施設の栄養士が参加しました。


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家族で楽しむクリスマス ホテルのやわらかコース料理



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 料理メニューは、和洋のコースメニュー。
 洋食は、オードブル、スープ、メイン、デザート、と順に供される正餐です。


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 和食も、前菜、椀物、主菜、水菓子と出される会席料理。

 ピアノとヴァイオリンの生演奏の中での食事です。
 そして、食事中にはいろいろな嚥下に関する講話を聞くことができました。

 参加した栄養士の報告です。
  →ポートピアホテルの和食・洋食の調理師さんと兵庫医療大学のコラボで、
   嚥下に障害がある方も障害が無い方も一緒に美味しく頂くことができました。

   味はもちろんの事、器・盛り付け・香り、音楽(生演奏)、ホテルのサービス
   (通常の心地よいサービスの他に、食べにくい方はさらにミキサーにかけたり
   刻んだりしてもらえ、パンが食べにくければバターミルクソースでしっとり
   させるなど)、看護師や吸引器の設置など医療面の配慮もあり、美味しく
   安全に食事を楽しんで頂くとはこういうことなんだなと感じました。

   障害のある方も家族の方も楽しそうに過ごされていて、美味しい物を心地よい
   環境で食べられると幸せな気持ちになるなあと実感しました。
   また、講演の内容も嚥下外来をされている先生、PT、薬剤師と嚥下について
   異なる視点から聞くことができて勉強になりました。


 “できるかぎり、他のみんなと同じように生活を送りたい”人が誰しも持っている欲求です。
 自分だけが特別扱いされると、どうしても遠慮がちになったり、場合によっては自分のことを卑下したりしまいます。
 けれども、少し工夫すれば(想像力と創造力が必要ですが)、普通の生活を続けていくことは可能なんだと思います。

 高齢や障害で能力の落ちてきた方々を、特別な場所に連れて行くのではなくて、私たちと同じ場所で、さりげなくけども専門性を活かした工夫をしてあげることができればと思います。

 お堅い座学や、最新の介護技術の研修も必要です。
 けども、こんな研修にも参加しています。
 いろいろと仕事に活かすことができると思います。
 外の世界で“ヒント”をたくさん見つけてきて、3現(現場・現物・現実)と2原(原理・原則)で考えて(想像力・想像力)、内の世界で対応方法を見つけ出して欲しいと思います。