1月7日14時25分、特養ゲストK様がお亡くなりになりました。
 享年94歳女性。
 ロングステージには、ショートステイの頃からの利用で長いお付き合いでした。
 エンゼルケアも終わり、葬儀社による搬送をお見送りし施設内に戻りました。
 少しして何気なくK様のお部屋をのぞきにいきました。


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お写真の中でほほえむK様

 お元気な時のKさんが写真の中で微笑んでいました。
 となりに置いてある、お孫さんの結婚写真も最期の時を見守ってくれていたのだと思います。
 そして、部屋の片付けをしている職員に「お疲れ様」と声をかけ話していると、その職員は今までの思い出がこみ上げてきたようで、思わず涙声になって遺品を大切そうに整理していました。



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片付けが終わったお部屋、どこか寂しげです。【ユニット型個室】

 お別れは、悲しいことです。
 特に、長い間、お元気な頃からお世話させていただいたゲストに対しては、特別な思いが混じることもあります。
 “看取り”、ロングステージでも多くのゲストを看取っています。
 “看取り”は、やはり特別なものです。
 ひとりひとりの看取りがあります。
 私たちは、本人やご家族の思いに寄り沿うだけしかできませんが、その結果最期までお世話させていただいたという、ご褒美をいただいているのだと考えています。
 遺品を整理する職員が流す涙、それはとても美しいと思いました。