先週に引き続き【内定者介護知識技術基礎研修】を行いました。そして今日無事4日間の日程を終了しました。

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今回も会場はロングステージKOBE大石の8階です。研修の最後に“振り返りシート”を記入しています。


 各施設の職員が交代で講師を務めました。私(御影:倉原)は、『介護概論:介護の大切さ、介護職の役割』を担当しましたが、最後に引用させていただいた“谷川俊太郎さん”の詩が実に素敵なのでここでもご紹介したいと思います。

  ただ生きる
    立てなくなってはじめて学ぶ
    立つことの複雑さ
    立つことの不思議
    重力のむごさ優しさ

    支えられてはじめて気づく
    一歩の重み 一歩の喜び
    支えてくれる手のぬくみ
    独りではないと知る安らぎ

    ただ立っていること
    ふるさとの星の上に
    ただ歩くこと陽を浴びて
    ただ生きること今日を

    ひとつのいのちであること
    人とともに 鳥やけものとともに
    草木とともに 星々とともに
    息深く 息長く

    ただいのちであることの
    そのありがたさに へりくだる

           谷川俊太郎『詩の本』(集英社)

 “詩”って素晴らしいと思います。私が調べて勉強してそして結構な時間に渡って話した内容を、これだけの文字で伝えることができるのですから。

 【ただ生きる】

 素敵な言葉ですね。含蓄がありますね。意味を噛み締めて業務に就きたいと思います。