印刷ページを表示

トップページ > スタッフブログ

スタッフブログ

フランスの文化人類学者「レヴィ・ストロース」さんがお亡くなりになられました。
1908年生まれですので101歳、ずいぶんと長生きされたものです。

代表著作に『野生の思考』があります。その中で、

  ・ブリコラージュ

という考え方を提唱しています。

この“ブリコラージュ”という言葉が、三好春樹氏が主宰して発行している
介護情報誌の書名になっているのです。

以下、三好春樹氏『関係障害論』からの引用です。

 「野生の思考」と「栽培の思考」
  私がすごいと思う思想家は、吉本やフーコーだが、好きな思想家は
  レヴィ・ストロースである。
  なにしろ、「野生の思考」のサルトル批判は、私を実存主義の袋小路から解き放ち、
  その中で提唱された「ブリコラージュ」という概念は、毎日やっていた
  老人ケアの意味に気がつくキッカケを提供してくれた。彼の人間観は、
  西欧的な切り離された個人ではなく、交換する人間=関係づけられた存在、
  関係づけていく存在であり、それが、日本の老人の介護現場にいる
  私には救済であった。

20091105-bricolage.jpg

クロード・レヴィ・ストロース/〔著〕 大橋保夫/訳、みすず書房、1980年発行

高くて(5,040円)難解な本ですが、示唆に富んだ奥深い一冊。


これらのことが、ただの“三好さんの追っかけ”であった私に、介護を思想として、
そして、業務を判断する上での理念哲学として気がつくキッカケになったのです。


Bricolage(ブリコラージュ):ウィキペディアフリー百科事典より引用
 ブリコラージュ(Bricolage)は、「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕す
 る」こと。「器用仕事」とも訳される。元来はフランス語で、「繕う」「ごまかす」
 を意味するフランス語の動詞 "bricoler" に由来する。
  フランスの文化人類学者・クロード・レヴィ=ストロースは、著書 『野生の思考』
 (1962年)などで、世界各地に見られる、端切れや余り物を使って、その本来の用途
 とは関係なく、当面の必要性に役立つ道具を作ることを紹介し、「ブリコラージュ」
 と呼んだ。彼は人類が古くから持っていた知のあり方、「野生の思考」をブリコラー
 ジュによるものづくりに例え、これを近代以降のエンジニアリングの思考、「栽培さ
 れた思考」と対比させ、ブリコラージュを近代社会にも適用されている普遍的な知の
 あり方と考えた。

若い頃、生け花をしておられたゲストが多くおられます。
綺麗なお花を見ると、心が豊かにそして優しい気持ちになるようです。

障害で手を上手に動かすことが出来ないゲストも、
認知症でなかなか自分の思いを語ることが出来ないゲストも、

手が目が気持ちが自然に動くのでしょう、
お花を持つと生けようとされるのです。

もちろん、スピードはごくゆっくり、できあがりが少々奇抜なものもありますが、
自分自身で生けられた花々は、きっと花屋のどんなアレンジメントよりも輝いているのだと思います。

さて、御影のフラワーアレンジメントの先生は、以前御影で働いておられた職員にお願いしています。
今は違う所属に異動されましたが、月に1回フラワーアレンジメントのために来ていただいています。

30人ほどのゲストが参加されるフラワーアレンジメント、用意する花々の量も結構なものになります。
それらを事前に準備していただき、当日は指導を、そして後片付けを一手に引き受けていただいています。

また、玄関ホールなど用にも作っていただき、フラワーアレンジメント終了後はゲスト自身の作品も
あちこちに飾られて、御影の館内はお花で埋め尽くされているほどです。

ただ、残念ながらこの形でフラワーアレンジメントを行うのはこれで最後となってしまいました。
今までお忙しい中、ありがとうございました。

20091030-CIMG0106.JPG

今回のフラワーアレンジメント作品


20091030-CIMG0101.JPG

今回のために準備された花々です。レクリエーションの準備は手間もかかります。
三好春樹さんや福辺節子さんなどの研修を企画して職員のみなさんに受講して
いただいています。また、社会福祉協議会などの業界団体が開催している研修会や
講座にも参加する機会を作っています。

現場の職員のみなさんが、日頃考えていることや悩んでいることを、職場を離れて、
振り返ってみたり、まとめてみたりすることは、その行為自体が大切な勉強になって
いるのだと思います。

そして、講師の話から刺激を受け、また研修を受けている仲間からヒントをもらう
ことも、研修を受けて得られる大切なことではないかと思っています。

さて、現場の職員のみなさんについては、いろいろな研修や著名な講師の方々の講演が
あるのですが、経営や運営を司る管理職向けの研修はどうなっているのでしょうか。
実は、巷には管理職向けの研修や講座が溢れてはいるのです。しかし、内容をしっかりと
吟味しないと、全ての研修や講座が、

 ・社会福祉法人としてのミッションに合致している

とは言えないのかも知れません。


その点、今回参加した研修は素晴らしい研修でした。講師は、

 ・静岡県立大学 経営情報学部長 小山秀夫教授です。

内容は、

 ・わが国のビジョンとリーダーシップ

政権交代が起こった今、医療や介護がどうなっていくのかを、2時間にわたって
全国から集まった施設管理職に対して講演していただきました。
小山教授は、医療介護現場のことについてとても詳しく知っておられ、

 ・介護の大切さ、そして介護職員の業務内容・やりがい

特に熱く語っておられました。

管理職も研修を受けて、最新の情報を身につけて、施設の進むべき方向や、
社会福祉法人としてもミッションをしっかりと見定めて、現場の職員のみなさんに、
しっかりとそして安心して介護をしていただくために日々研鑽しております。

20091026-CIMG0099.JPG

今回は神戸で開催し、全国から多くの施設の管理職が集まりました。
男性の私からみていると、女性は髪型をいろいろと変えることが出来るので羨ましく思います。
ロングステージのゲストの中にも、それはそれはお洒落な方がいらっしゃいます。

ご家族と外出(外泊)される時に、昔からの馴染みの美容院に寄られる方もいらっしゃいます。
また、行きつけの理容院を指定して散髪に行かれる方もおられました。

ほとんどの方は、施設に月2回やってきてくださる理美容サービスを受けておられます。

20091020-CIMG0097.JPG

特養3階の理美容室を使って行います。


今の特別養護老人ホームには、伸び放題の髪の毛の方や、癖毛でバサバサの方を見かけることは、
ありません。身だしなみのひとつとして、髪の毛のカットや場合によっては染色やパーマも、
身体まわりのケアとしてしっかりと捉えられているからです。

しかし、美容室に入ってらっしゃるゲストの方々を見ていると、単に髪を切るだけということではなく、
やはり、

 ・いつまでも綺麗でいたい
 ・いつまでも女性らしくしていたい

という、女らしい気持ちを持っていることを感じずにはいられません。

20091020-CIMG0098.JPG

カットの他に、パーマや毛染めをされるゲストもおられます。


 ・人に見られていることを意識すること、意識できること

は、自分を自分と認知している上でとても大切なことなのでしょう。
いつまでも綺麗でいたいと思って、自分を磨く女性たちが活き活きしているのは、
こんなところに秘訣があるのかも知れませんね。
毎月第2水曜日午後には、喫茶なぎさがオープンします。
毎回、栄養士さんが手作りケーキなどを作って【本日のおすすめ】メニューとして
登場するのですが、今月は少し“お遊び”をしてみました。

 ・ミスター ドーナッツセレクション

ミスタードーナッツを買ってきて、トレイに並べて好きなものを選んでいただくという
趣向です。みなさん、あれやこれやと楽しんで選んでおられました。

20091014-CIMG0082.JPG

トレイに並べたドーナッツ、美味しそうでしょ!!!


喫茶が終わった後、「いろいろな【○○セレクション】が考えられるね」と話をしました。

 ・洋菓子セレクション(シャトレーゼさんかな?)
 ・和菓子セレクション(千鳥屋さんでできるかな?)
 ・駄菓子セレクション(だんじりの時のまんりき商店さんに頼もうかな?)

ちょっと変化球で

 ・菓子パンセレクション(コープの食品工場さんに頼めるかな?)

これは遊び過ぎかな?

 ・カップヌードルセレクション(日清食品さんに取材に来てもらおうかな???)

いろいろと夢がふくらみます(*^_^*)
«前へ || 1 | 2 | 3 |...| 46 | 47 | 48 | 49 | 50 || 次へ»

このページのトップへ戻る