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スタッフブログ

バックナンバー

2016年 01月のバックナンバー一覧です。
神戸市老人福祉施設連盟第三者評価制度「平成26年度の受審証明書」を受領しました。
平成28年1月29日、神戸市老人福祉施設連盟の平成27年度第3回施設長会議にて、「受審証明書」の授与が行われました。


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いただいた受審証明書です。金縁の額に入っています。


 神戸市老人福祉施設連盟第三者評価制度については、
   →http://www.kobe-roushiren.jp/?page_id=4341

 ロングステージ御影の受審評価を見るには、
   →第三者評価のページから施設一覧へ、そして東灘区ロングステージ御影へ

 受審評価の下の方にある「外部評価結果に対する施設の見解」にも書かせていただいていますが、結果については真摯に受け止めさせていただき、至らぬ点については今後重点的に取り組んでいく所存でございます。


 職員についてのお褒めのお言葉には、とても感謝しております。

  ・丁寧である、優しい

 過分の評価であると重々承知しておりますが、日々がんばっている職員を褒めていただけることほど運営に携わっている人間として嬉しいことはありません。

 施設探しや見学などを考えておられる方は(ロンステも含めて)、老施連のホームページをのぞいて、いろいろな施設の受審結果を見てみるのも参考になると思います。
 私も、他の施設の評価を見てみようと思います。

 なお、ロングステージKOBE岡本も、平成27年12月に受審しています。
 1月10日の新年会でゲストのみなさんが書き上げた“絵馬”を本住吉神社まで奉納に行ってきました。


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みなさんに書いていただきました。
  ・ご家族の健康
  ・阪神タイガース優勝
  なかには、
  ・100万円欲しい
  などというなんとも即物的なお願いもありましたが、それもまとめて奉納しに行きました。



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ゲスト代表で、94歳男子のA様と一緒に出かけました。
 まとめて奉納かと思っていたのですが、神社の窓口の人に聞いてみると、ひとつづつ結んでもかまわないとのことで、持って行った約70枚を順に結びつけました。
 他にもう一人付き添いの職員と私で結びつけていきましたが、A様が手渡すのを手伝ってくれたので、案外早く全数の奉納することができました。



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おみくじも同席するので(?)、何カ所かに分けて奉納しました。
 お願い事が叶いますように_(_^_)_
 1月24日(日)介護福祉士国家試験(学科)でした。
 40年に1度という厳しい冷え込みの中、お疲れ様でした。
 もう自己採点された方もおられると思います。如何でしたか?

 27年度の受験者数や合格率については今後報道されると思いますが、26年度については、

  ・受験者数  153,808人
  ・合格率   61.0%

と発表されています。

 153,808人×0.61=93,822.88
 約94,000人の方々が、新しく介護福祉士の資格保持者になったわけです。


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 ロングステージでも昨年多くの合格者を出すことができました。
 職員個人個人のがんばりももちろんですが、施設で行っている“介護福祉士国家試験受験対策講座”も微力ながらお役に立つことができたのではないかと考えています。
 毎年度、受験日の3ヶ月ほど前から毎週1回2時間ほどの勉強会です。
 テキストを学習し、過去問題を解き、予想問題に取り組むという、受験勉強の定番をただ実践しているだけですが、現職者なので仕事をしながらの勉強になり、学生時代のように勉強中心の生活リズムを組むことができるはずもなく、こういった形で勉強のサイクルやリズムをつかんで目標に向かっていくのが良いのではないかと思います。
 また、同じ目標に向かっている仲間がいるということも、とかく独学になりがちな受験勉強の大きな支えにもなっているようです。

 ちなみにロングステージでは、大学(短大・専門学校)卒業時に、福祉系の資格(介護福祉士や社会福祉士など)を取得してくる職員はそんなに多いわけではありません。
 また、5年ほど前からは出身学部さえ福祉系ではない学部の卒業生が多いほどです。
 そんな福祉系以外学部出身の職員も、おおむね3年経過後には介護福祉士の資格を取っています。


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 毎日の業務の流れを理解するだけなら3年もかからない。
 では、この3年で何を学んできているのでしょうか。
 ここが“介護の専門性”と“介護の応用性”だと思います。

 ただ、食事や入浴や排泄のお手伝いや後始末をするだけなら、確かに慣れれば誰にでもできることかもしれません。
 でも、この3年間(もっと長く)勉強したことによって、加齢や認知症の進行によって失われたり弱ったりしたことを補うための手段について、いかにわかりやすく伝えることができるのか、実際に行うことができるのかが、問われているのだと思います。

 『salida』にも『an』にも、『とらばーゆ』にも『タウンワーク』にも、

  ・“ゆっくりだけど丁寧”ができる方大歓迎

と、リードコピーを書いています。

  ・仕事に追われていませんか?
  ・職員のペースにゲスト(利用者)を合わさせていませんか?
  ・時間内に仕事を終えようと無意識に急いでいませんか?

 業務優先、マニュアル主義では「教えられたとおりにてきぱきと」が至上命題ですよね。
 ゲスト誰かにちょっと特別なことをしようとすると、特別扱いしないで公平にだとか過去に事例がないマニュアルから逸脱するとか言われてしまいませんか?

  ・ゲストを主体に考える
  ・ゲストの残存能力を活かす
  ・ゲストの個性を発揮していただく

というMIND的な要素を考え合わせていくと、日々の介護って、

  ・ゆっくりだけど丁寧

を重視しなければならないはずなんです。

 もちろん、ロングステージでもいつでも完全に“ゆっくりだけど丁寧”ができているわけではありません。
 バタバタするときもありますし、緊急事態の場合もあります。
 ただ、気持ちの底流はいつもこのように思っているということです。
 このことがとっても大切だと思います。
 このエントリーは、1月18日発行(公開)の、
求人情報誌(フリーペーパー&WEB)『サリダ』、『an』の掲載している、

“ゆっくりだけど丁寧”ができる方、大歓迎
~是非一度、仕事のペースや考え方を見て下さい~

と連動させて、より詳しい内容をお伝えしようと書いています。




 デイサービスの送迎をお手伝いすることがあります。
 特養やグループホームで生活されているゲストより要介護度が軽い(低い)方が多いので、結構車中は賑やかなんです。運転しているわけですから、積極的に会話に入っていくわけではありませんが、それでも“高齢女子”の四方山話が耳には入ってきます。

 ・お父さんの朝ご飯作って、資源回収の新聞を出したから今朝は忙しいわ
 ・昨日は朝から病院、、一日何もできへんかったわ
 ・来週は孫がくるねん、忙しくて何もできへん

 “高齢女子”ですから仕事はしておらず子供も独立、家ではおそらく旦那さんと二人きりの生活のはずです。
 仕事をして子供を育てている頃からすれば、ずっと時間に余裕があるはずだと思うのですが、みなさん一様に“忙しい”とおっしゃります。

 一方、デイサービスセンターに到着されたら、ゆっくりと送迎車から降りて、ゆっくりと上履きに履き替えて、ゆっくりと手洗いうがいをして、ウェルカムドリンクをゆっくりと楽しまれています。
 このテンポを、私たちの都合で急がせてしまうと、家に帰ったら、

  ・今日はデイサービスに行ったので忙しかった

と言われてしまうのでしょうね。気をつけなければなりません。


 レクリエーションだってそうです。
 一見長閑そうに見えるゲーム進行だって、実はゲストの年齢層のスピード感覚にはあっているのです。
 たまに、まだそのスピード感覚が“現役並み”の“アスリート系高齢男子”もいらっしゃいますが、その方は別プログラムでトレーニングしてもらい全体の雰囲気は“高齢女子”向けなのが、私たちの世界の標準のようです。
 なので、高齢者向けのレクリエーションやリハビリテーションが退屈だとか負荷が軽いとかいうような意見を聞くことがありますが、退屈や軽いと感じる人は別のプログラムをすれば良いのであって、ゆったりしたスピード感で負荷の軽い運動やレクリエーションを行うのは“高齢女子”にとって“のんびりできる”“ゆったりできる”良いことなんです。


 10日に行った特養での新年会、どちらかというと“のんびりプログラム”が中心でした。


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 お書き初めです。
 みなさん、かなり上手に毛筆を使われます。
 これは、のんびりですが手指の巧緻性をかなり求められる高度なレクリエーションです。
 お手本の先生さながらに書き上げていくゲストもおられます。



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 けど、ゲスト全員がこのような手指の巧緻性を持ち合わせているわけではありません。
 レクリエーション、リハビリテーションの鍵は、その効果だけに焦点を当てられることが多いのですが、とっても大切なことがあります。それは、レクやリハをしているゲストに、

  ・恥をかかせない、恥ずかしい思いをさせない

ということです。
 なので、麻痺や認知症のあるゲストに対してのお楽しみレクも準備しています。
 大きな“福笑い”です。
 他にも、大きな“かるた”があったりします。



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 こちらは、住吉神社さんに奉納する絵馬に願い事を書いていらっしゃいます。
 書くと言うことも大切なことですが、年頭に当たって“お願い事”を考えて人前に出すと言うことがもっと大切なんだと思います。
 願いを持って夢を持って前に向きに生きていって欲しいと思います。



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 獅子舞の舞い手はもちろん私たちの職員です。
 ネタバレですが、各階の男子職員が持ち回りで行っています。
 前にも書きましたが、かなり汗をかくこの仕事。実は大変なんです。
 施設の行事は、表に出る職員も裏でがんばる職員も一体となってやっていかなければなりません。
 当然、獅子舞もゆっくりとまわります。
 4階から1階までじっくり回って約1時間かかります。

 手指の巧緻性のお話でもう一つレクリエーションを紹介します。
 “ちぎり絵”です。
 毎月1回、先生が来られて楽しみます。


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 器用と言って良いほどの指先の動きのゲストです。
 このような細かい動きをまだできるゲストもおられるのです。

  ・特別養護老人ホームは、ゆっくりとのんびりとした生活をおくるためのところ。
  ・特別養護老人ホームは、楽しいレクリエーションや機能維持のためのリハビリテーションを行うところ。

 どちらも正しいのです。
 ただ、対象とするゲスト個々に対して混在させるときは、その時々の対応にメリハリを付けなくてはなりません。

  ・今は、要領や速度や巧緻性を求める場合なのか
  ・今は、その人のペース、できることに合わせて援助すべき場合なのか

 ここのスピード感の把握を間違えると、折角の生活が慌ただしくなったり、逆に単調になり間延びしてしまうのです。

 みなさんも、自分の生活を見て見てください。
 半径5メートル程度の環境がしっくりしていると、人間とっても楽ですから。
 その環境って、スピードであり、扱われ方であるのですよね。
 ロングステージは、そこにこだわっているのです

 そうこうしている間に、ちぎり絵ができあがりそうです。
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 新年のお題は【だるま落とし】でした。
 年が明けて1週間、2度目の日曜日です。
 三が日は、ゆくりとした時間を過ごしていただくので(ご家族の来訪も多い)、施設としての新年行事は例年この時期に行っています。


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 獅子舞です。
 獅子頭は購入しました(デイと併せて年に数日しか活躍の場はないのです…)
 衣装は、唐草模様の"ふろしき"を流用しています。
 中に入るのは、ロングステージが誇る厳選した男性職員3人です。
 実は、着ぐるみじゃないのですが、かなり暑いのです。
 3人交代で中に入るのですが、制服のネクタイを外しても汗だくになるのです。
 アップで撮っているのもありますが、なかなか格好いいですよね。

 この姿で各フロアーに参上して(残念ながらお囃子はありませんが…)、ゲストの方々と記念撮影をしていきます。
 獅子頭に頭を囓られて、一年間の無病息災を祈願します。。
 来訪された家族の中には(ゲストの曾孫さん)、泣く出す子どもさんもおられました。
 さすがにゲストさんたちは、昔の風習である"獅子舞"のことはしっかりと憶えておられ、囓られたポーズでしっかりとカメラのフレームに収まっていただいたのでした。


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 お習字はみなさんお上手です。
 今日は、特に先生はおらずお手本だけですが、上手く書き上げておられます。



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 住吉神社の絵馬を事前に購入してきています。
 新年会当日に、ゲストやご家族の方々に記入していただき、後日職員が奉納に出かけます。
 自身の健康よりも、家族の健康を、
 自分の幸せよりも、家族の幸せを、願いとして書かれるのが昔の人なんですよね。

 あと、福笑いや手作りカルタ、小さな凧作り、そして小さな鳥居を建てて記念撮影も行いました。
 なかなか、寒かったり感染症が怖くて冬場の外出はしにくくなりました。
 かといっても、初詣や正月遊びは、日本の風物詩です。
 本物には及ばないもののなんとか工夫して楽しんでいただけるように職員が毎年知恵を出しているのです。

 お開きには、

  ・来年またひとつ年を重ねて楽しみましょう

とあいさつして〆ました。


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 お昼ごはんは、ちょっと豪華なメニューです。
 いつもは写真なんですが、今日はエレベーター横に貼ってあるメニュー表を載せてみます。
 結構、来訪されるご家族の方々の目にも触れているようで、「美味しそう」の声の他にも、

  ・今晩の献立の参考にさせていただく

といううれしい言葉を聞くこともあります。

 今日のメニューだけではなく、おとといからのメニューも写っていますので、特別養護老人ホームの食事ってこんな感じなんだなと思っていただければと思います。
 これは、普通食(私たちが食べるのと同じ形態)ですが、嚥下咀嚼能力が低くなってきたゲストのために、普通食メニューからアレンジした「ソフト・ゼリー食」用のメニューも隣に貼っています。
 来苑の際に、ふたつ比べてご覧ください。
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あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。


 穏やかな新年を迎えることができました。
 職員が、ご家族と共に外出されるゲストさんのお見送りをしています。
 また、フロアーでは栄養士がお屠蘇を注いで回っています。
 BGMは、お正月らしく“お琴の音色”
 施設にもしっかりとお正月が来ています。



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 玄関脇では“葉牡丹”がお出迎え。
 昔のように門松(津山本部から持ってきていました)を建てることはないのですが、ちょっことだけ飾り付けました。


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 玄関ホールに飾っています。
 お鏡と正月風の鉢植えです(お鏡は小餅いりの模造品ですが…)
 そして、元旦の昼食(一の重)です。
 私も後でいただくことになっているのですが、なかなか豪華です。
 このお重に、椀もの(えのきと白菜の清汁)が付きます。



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 牛蒡煮〆、有頭海老、くわい、昆布巻き、筍旨煮、鶏照煮、蛸真薯、花形金時人参、
 蕗煮〆、寿高野豆腐煮物、干支絵馬蒲鉾、六角里芋煮、帆立煮、黒豆煮、柚子羊羹

 このお重は普通食ですが、刻み食やソフト食もそれぞれに工夫したおせち料理になっています。


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 お屠蘇を振る舞っています。
 アルコール飲料を提供するのはなかなか難しいので(晩酌をされているゲストもおられますが)、ノンアルコールの“白酒”で代用しています。
 朝の“おめでとうございます”の挨拶から、お屠蘇を受ける所作なんですが、特に今日が元旦だとお知らせしているわけでもないのに、みなさんちゃんと挨拶され、丁寧に屠蘇器を受け取っていただけます。
 きっと、振る舞う私たちよりも、このような迎春の風景をたくさんこなしてきてこられたからだと思います。
 文化として身についていらっしゃるのですよね。


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 昨年26日に搗いたお餅です。
 グループホーム4階で立派な“お鏡”になっています。

 おせち料理は、2日のお昼が“二の重”になります。
 そして7日朝食に“七草がゆ”、10日新年会が“お赤飯&お刺身”になります。
 “二の重”の盛り付け見本ができあがってきました。


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 鰤照焼、蓮根煮〆、伊達巻風玉子、焼豚、仕出高野、蒲鉾(梅)、絹さや、南京煮物
 山芋煮物、穴子八幡巻、椎茸煮、いんげん、松笠烏賊旨煮、栗きんとん(栗甘露煮のせ)
 梅羊羹


本年も何卒よろしくお願い申し上げます。






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