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スタッフブログ

バックナンバー

2018年 01月のバックナンバー一覧です。
 リクルートが発行している、求人情報誌【タウンワーク】
 ロングステージ神戸事業では、ほぼ毎号求人原稿を掲載しています。
 求人は、私たちからのメッセージ送信。
 出会うための情報を、できる限りたくさんの人に、できるだけ多くの機会にと考えています。
 なので、求職者にとって必要な給与や福利厚生などの情報を伝えると共に、
 
 ・ロングステージとしての物語性

を、原稿に活かすことを考えて作成しています。

 最近、注目しているキーワードは、

 ・ひたむきさ

 一生懸命に働くこと、一緒に汗(たまには涙もありますが)を流す仲間がいること、そしてなによりも、その努力と汗が報われることがあること!
 なんとかして、この“やりがい”と“よろこび”を伝えることができないかと日々現場に身を置きながら、写真や文章と格闘しています。



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上の写真:いちごのサンタを真剣な眼差しで作る栄養士さん


 彼女は家に帰ると3人のお子さんのお母さんです。
 つまり、今まで3回出産育児休暇を取得して、3回復帰しているんです!
 私も長く一緒に働いていますが、子育てと仕事の両立はとっても大変そうです。
 けども、こうやってゲストの笑顔を楽しみに“一所懸命”に“ひたむき”に日々頑張っておられます。
 いちごサンタ作りについては、12月25日に書いたブログに詳しいです、



20180120-DSC_0029_400.jpg
職員と一緒にクッキーの型を抜いているH様

 ゲストと一緒に写っているのは、御影オープン(平成17年)当時からの職員です。
 新人職員から、サブリーダー、フロアリーダーとキャリアアップ。
 もちろん、資格取得も同時に実現しています。

 求人記事はライター(私ではありません)が、次のようにまとめてくれています。
  長く働いていても、変わらずひたむきに
  仕事に向き合える仲間がいることが、
  幸せだと感じる今日この頃です…*





閑話休題
 私の撮影した写真ではないので引用になります。
 同じく記事も、引用になります。
 けど、この内容は、みなさんにぜひお伝えしたいことでもあります。
 少し悔しさもありますが、やはりこういう形でイメージを変えていく手段は必要だと思います。



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介護業界で働く北原佐和子 女優との共通点について語る

 北原佐和子さん。1982年デビュー組、私の世代は真っ只中まさにリアルタイム経験者です。
 お恥ずかしいながら、ファンでした(EPレコード!、持っています!!)
 原稿は、こちらのサイトから
  →https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12180-644389/

 特に、引用したい部分を下記にコピペします。
  →アイドル時代に歌うことで多くの人に喜んでいただき、
   幸せを感じたことが甦ったんです。
   過去に出会った障がい者の方のことも思い出し、
   介護の仕事に挑戦してみようと決心しました。

   女優と介護士、「生もの」という点では似ているんです。
   例えば舞台に立っていると、感動してくださっている
   観客の反応をつぶさに感じます。
   同じように介護でも、利用者さんの思いを感じ取り、
   気持ちが通じあったなと思える瞬間があり、それが喜びなんです。


 彼女、本も出しておられます。
 今度、購入して読んでみようかと思います。
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“#ロングステージ”で探してみてください

 【インスタグラム】には“インスタ映え”する写真で『いいね』をいただいて、興味を持っていただいた方に、このブログを読んでいただき、そしてできればお会いするきっかけになればと思っています。
 写真も文章もプロは使っていないのです。
 施設のありのままを、施設職員からの発信で伝えていきたいからです。

  ・感動と共感

有体(ありてい)にいえば、

  ・キュンとすること
  ・グッとくること

 そういった「なにか」を伝えることができれば“いいね”と思っています。
 1月7日14時25分、特養ゲストK様がお亡くなりになりました。
 享年94歳女性。
 ロングステージには、ショートステイの頃からの利用で長いお付き合いでした。
 エンゼルケアも終わり、葬儀社による搬送をお見送りし施設内に戻りました。
 少しして何気なくK様のお部屋をのぞきにいきました。


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お写真の中でほほえむK様

 お元気な時のKさんが写真の中で微笑んでいました。
 となりに置いてある、お孫さんの結婚写真も最期の時を見守ってくれていたのだと思います。
 そして、部屋の片付けをしている職員に「お疲れ様」と声をかけ話していると、その職員は今までの思い出がこみ上げてきたようで、思わず涙声になって遺品を大切そうに整理していました。



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片付けが終わったお部屋、どこか寂しげです。【ユニット型個室】

 お別れは、悲しいことです。
 特に、長い間、お元気な頃からお世話させていただいたゲストに対しては、特別な思いが混じることもあります。
 “看取り”、ロングステージでも多くのゲストを看取っています。
 “看取り”は、やはり特別なものです。
 ひとりひとりの看取りがあります。
 私たちは、本人やご家族の思いに寄り沿うだけしかできませんが、その結果最期までお世話させていただいたという、ご褒美をいただいているのだと考えています。
 遺品を整理する職員が流す涙、それはとても美しいと思いました。
 最近お気に入りの“カッサレード”さん。
 とある利用者のお見舞いに遣いました。

 焼き菓子セットと、丁度病院への途中だったので生ケーキを買いました。
 もちろん、入院中の利用者とそのお嬢様を思い浮かべながらセレクトしました。

 お渡しして帰りました。
 お元気そうで何よりでした。
 そして、数日後お礼のメールをいただきました。



>>施設長様

>>先日は、お見舞いを頂戴しありがとうございました。
>>あの後、母は頂いたチーズケーキをおいしくいただきました。
>>本当は、刻食しかだめなんですが、最近は食欲もあるので、しょっちゅう普通のお菓
>>子を頂いています。全く問題ありません。もちろん誤飲も怖いですが、楽しみがない
>>と生きる活力になりません。
>>病院食ではもの足りないと言ってくれるまでに回復したことも喜ばしいですし、
>>できる範囲で、楽しく暮らしてもらえたらと思っています。
>>母は若いころから家族のためだけに頑張ってくれていたので、
>>今度は私が少し母のために頑張ろうかなと思っています。


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お母様には写真の“とろけるレアチーズケーキ”、お嬢様には“スクエアチーズケーキ”をお持ちしました。


 こういう、メールをいただくと、

  ・この仕事をしていて良かった

 と思うことができます。
 また、夢のような話に発展するのですが、
 介護の仕事って、生きていく喜びや、
 人と関わる楽しさを、実感できる
 数少ない残された仕事じゃないかと思います。



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タウンワークの求人原稿より

 このエピソードを広告会社の担当者に伝えて、作っていただいたのが、1月8日と1月15日の【タウンワーク】に掲載される原稿です。
 給与は年収ベースで計算してみました。
 結構な金額になるので、計算間違いがないか何度も電卓を押しました。
 条件待遇面はもちろんですが、私たちロングステージの目指している介護に共感していただきたい。
 私たちは一貫して、

  ・私たちと理念を共有できる、熱い心を持った人と出会いたい

を採用コンセプトに掲げています。
 チーズケーキのエピソードに“キュン!”となった方は、その資格ありありです。


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昨年のクリスマスでの光景です

 写真のゲストのお見舞いに行ったのではありません。
 チーズケーキのエピソードとクリスマスレクの写真を併せて、私たちの思いが伝わる原稿に仕上げてくれた担当者にも感謝しています。

 毎日毎日、いろんなことを、いろんな方法で、工夫しながら、ゲストの生活を支えている私たちです。

  ・私たちが施設で行っている、“手厚い実践”と、“熱い思い”を伝えたい

 出会う前に、伝えなくては、出会うことはできませんものね。
 広告やブログを通じて、介護の世界を開いて、外に連れ出していきたいと考えています。
 今年の、一番の抱負です。
 踏ん張りますので、よろしくお願いいたします。
 穏やかな新年を迎えることができました。
 施設にも、大勢のご家族様がお越しになっておられ、ゲストと一緒に新年のお祝いをされています。


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2018年(平成30年)です。

 ロングステージ御影が開設したのは、2005年(平成17年)です。
 ということは、今年の4月でまる13年を迎えることになります。
 一番長い期間いらっしゃるゲストは、開設の年(2005年)5月26日入居の女性です。ちなみに年齢は97歳(今年の誕生日で98歳)なんです。




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2階廊下の作品は、ゲスト製作です。

 たくさんのご家族の来訪がありますが、施設内のスケジュールはいつもとあんまりかわりません。
 朝食も昼食も夕食も、いつもの時間にお出しします。
 お風呂も普通に順番で入ってもらっています。



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朝食と昼食は“おせち風”にしてお出しします。

 咀嚼や嚥下能力が、落ちてきているゲストさんのためにいろいろと工夫をした食事を作っています。
 伝統食である“おせち”のイメージを、ゼリーやソフト食などでどう表現していくのか。
 ある意味、高級料亭でお金をかけて豪華で美味しい物を作るよりも難しいことだと思います。



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お屠蘇...代わりの甘酒です


 13年前ならば、屠蘇器にお酒を入れて飲み干されるゲストもおられました。
 でも、今はなかなか難しいのが現実です。
 でも、雰囲気を味わっていただきたいということで、屠蘇器はそばに置いて、甘酒を提供しています。
 甘酒も駄目な方には、リンゴジュースを用意しています。

 BGMに♪正月用箏曲が流れる中の、お屠蘇振る舞いでした。

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