ロングステージ御影には、月に1回「ハンドマッサージ」のボランティアさんに
来ていただいています。
アロマオイルの香りの中、ハンドマッサージを行い、マッサージ終了後マニュキュアを
塗ります。私も(参加はできませんが)ボランティアさんに挨拶したり、マッサージを
受けているゲストとおしゃべりをしたり楽しいひとときを過ごしています。
当日は、廊下にもほのかにアロマの香りが漂ってきてなかなか良い感じです。

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ハンドマッサージを行っています。(※ソフト加工しています)


明治や大正(昭和初期)生まれの女性は、とても上品な方が多いのですが、
それらのみなさんに共通していることがあるように思います。それは、

   ・しろく
   ・きめこまかく
   ・ほっそり


している手先なのです。そう、それをケアするのが「ハンドマッサージ」なのです。
マッサージを受けているゲストが口々に

   ・「手が白いね~」
   ・「柔らかいね~」
   ・「白魚のような手やね」


とお互いを誉め合います。また、まわりの職員も、

   ・「透き通るような手やね」
   ・「もち肌やね」
   ・「ほっそりした指やね」


と、声をかけていました。

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ハンドマッサージを受けています。


ハンドマッサージが終わると、指先にマニュキュアを塗っていただけます。
失礼ながらお年の割には派手な色を塗られる方が多いのですが、そのどなたもが
とても嬉しそうにされておられます。まるで娘さんのように!

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マニュキュアを塗って、綺麗な手でしょ!


同様のケアは、いろいろな施設で行われているようで、
『ためらいの看護』を書かれている西川勝さんも、

  ・敬老に、色香を戻す、紅をさし

という、川柳を老健勤務時代に作っておられます。
お年寄りに、口紅をさすのに資格は必要ありません。
でも、口紅で行うケアもあるのです。