若い頃、生け花をしておられたゲストが多くおられます。
綺麗なお花を見ると、心が豊かにそして優しい気持ちになるようです。

障害で手を上手に動かすことが出来ないゲストも、
認知症でなかなか自分の思いを語ることが出来ないゲストも、

手が目が気持ちが自然に動くのでしょう、
お花を持つと生けようとされるのです。

もちろん、スピードはごくゆっくり、できあがりが少々奇抜なものもありますが、
自分自身で生けられた花々は、きっと花屋のどんなアレンジメントよりも輝いているのだと思います。

さて、御影のフラワーアレンジメントの先生は、以前御影で働いておられた職員にお願いしています。
今は違う所属に異動されましたが、月に1回フラワーアレンジメントのために来ていただいています。

30人ほどのゲストが参加されるフラワーアレンジメント、用意する花々の量も結構なものになります。
それらを事前に準備していただき、当日は指導を、そして後片付けを一手に引き受けていただいています。

また、玄関ホールなど用にも作っていただき、フラワーアレンジメント終了後はゲスト自身の作品も
あちこちに飾られて、御影の館内はお花で埋め尽くされているほどです。

ただ、残念ながらこの形でフラワーアレンジメントを行うのはこれで最後となってしまいました。
今までお忙しい中、ありがとうございました。

20091030-CIMG0106.JPG

今回のフラワーアレンジメント作品


20091030-CIMG0101.JPG

今回のために準備された花々です。レクリエーションの準備は手間もかかります。