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スタッフブログ

『タウンワーク香川版』・『タウンワーク石川・福井版』に載せました。



 6月13日から掲載開始している『タウンワーク』の2ページ見開き広告ですが、6月20日発行分は“医療福祉特集”なので、いつもの【神戸東部エリア】と【神戸西部エリア】に加えて、【尼崎伊丹川西大阪北西部エリア】と【明石加古川エリア】に1/4ページ原稿を載せています。


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 そしてさらに県外エリア【石川・福井版】と【香川版】にも掲載しました。
 キャッチコピーは、

神戸のまちにある、介護施設です。
関西で働きたい方、一度神戸に来てみませんか?


 配布当日の今日(6月20日)、早速応募の電話がかかってきました。
 ありがとうございます。なんと、香川県からです。
 6月半ばまで介護職として働いていたという方でした。

   ・ずっと神戸の街が好きで憧れていました。神戸の街で働きたかったんです。
   ・タウンワークの広告をみて“これだ!”と思いました!

 「我が意を得たり!”です。


 もうずいぶん昔のことになりますが、神戸市内で特別養護老人ホームを立ち上げる時に、介護福祉士養成系専門学校の就職課を訪問したことを思い出します。
 その時作っていた手作りのポスターにはこう書きました。

   ・神戸
   ・新設
   ・特別養護老人ホーム

 海と山の景色に恵まれた神戸の街で、いちから新しい特別養護老人ホームを作っていこうという気持ちを短い言葉に託したのでした。
 多くの学生さんが来てくださいました。
 もちろん、関西圏ではない方もたくさん仲間として迎え入れることがかないました。
 神戸の魅力に助けてもらった採用活動ではありましたが、神戸の景色って本当に綺麗なんですよね。実は、採用専用サイトのトップ写真の“神戸の景色”なんです。



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 学生さん向けの内容ですので、全国に住んでおられる方が対象です。

私たちと理念を共有できる、熱い心を持った人と出会いたい
神戸の街をあなたのライフステージとして選んでみませんか


 ロングステージの施設がある岡本・住吉・御影・六甲道エリアは、歴史ある高級住宅地であると同時に、若い世代の世帯が多くて、区役所などの会議に行くと「多子高齢化」という全国的にも希な活き活きとしている街なんです。また、神戸大学や神戸松蔭女子大学などの大学もあるので学生さんの多い街でもあります。
 あと余談ですが、「スイーツ」と「パン」のとっても美味しいエリアでもあります。今回の原稿には残念ながら書くことは出来ませんでしたが、

   ・休みの日には「スイーツめぐり」も楽しみ!

と書こうかと思っていたほどです。

 法人と提携している不動産紹介業者さんもあります。一部条件はありますが、面接時交通費についても支給します。

 香川、石川福井版については、6月27日号も載ります。
 思い切って応募される方、オールウェルカムでお待ちしています。
 神戸の街で、一緒に働きましょう!
このエントリーは、6月13日発行(公開)の、
求人情報誌(フリーペーパー&WEB)『タウンワーク』
と連動させて、より詳しい内容をお伝えしようと書いています。



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第2シリーズは“仕事のやりがい”です。



◆◆◆介護の仕事の“現実・現場・現状”を伝えた第1シリーズ

 2月15日から8週間に渡って求人情報紙『タウンワーク』に2P見開きの広告を掲載しました。50名近くの方からご応募をいただき、見学面接を経てお互いの思いや条件を確認・調整の結果、多くの方にロングステージで一緒に働いていただくことになりました。

  ・施設が綺麗ですね。
  ・入居されている方が、小綺麗で活き活きされていらっしゃいますね
  ・職員がゆっくり落ち着いていますね

 見学している最中や面接の時に「施設の印象はどうでしたか?」とお聞きした時に返ってくる答えです。多々お世辞もあるとわかっています。けど、ロングステージの見学では“抽象的な介護観”や“実現可能かどうかわからない夢”を語ることはありません。とにかく、

  ・私たちが今やっている介護を見てください
  ・そして、その介護をあなたがやってみる気持ちがあるかどうかを判断してください

ということをお伝えし、興味を持ってこられたみなさんに判断を委ねているのです。


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 ゲスト本人様の写真を使い、ご家族と一緒の写真を使い、多くのボランティアさんにも登場していただきました。もちろん職員もモデルではなく実際に働いている職員を撮影しています。

 それぞれの回のリードコピーには、私たちの想いを託しました。

  ・第1回  平均年齢90.3歳、最高齢者108歳。
        人生の大先輩と「生きていく喜び」を分かち合う
  ・第2回  大切な人が、たくさん人に大切にされている。
        そのことが何よりも嬉しいです。
  ・第3回  自分でできることは自分でさせてくれる。
        それが一番ありがたい。
  ・第4回  ロングステージなら将来自分がお世話になって
        いいかなと思っています。

 実際にどんな介護をしているのか、ゲストはどんな生活をしているのかをわかっていただくために、施設で生活されている写真もたくさん載せてみました。
 また、施設側の独りよがりにならないように、制作担当者にも足繁く通っていただいて、“取材者のビックリ!”というコラムを毎回テーマを変えて掲載してもらいました。併せて、この『ロングステージ通信』でも取材で感じたことや、私自身の体験談も交えて、新規応募者・転職希望者の気持ちに寄り添うような話をお伝えしてきました。



◆◆◆資格取得研修のサポート → 日々のケアの充実 → 仕事のやりがい

 6月13日から6週間(3回分)再度求人情報紙『タウンワーク』に2P見開き広告を掲載します。今回のキーコンセプトは、

  ・仕事のやりがい

です。

 実は『タウンワーク』と同じリクルート社が運営している『リクナビNEXT』という転職サイト(インターネット)に6月1日から8週間広告を出しています。こちらは転職サイトなので、現職で働いている方、また一旦離職して求職活動中の方へのメッセージなるので、

  ・仕事のやりがいを感じることのできる職場はきっと見つかります

にしています。
 ここでも“あなたの持ち味を活かすことが出来ます”とか“あなたの夢をかなえる環境を整えます”なんていう歯の浮くような台詞は決して書きませんでした。私たちが訴えたのは【私たちが今現場でしていること】です。

 「ギャラップQ12」というアンケートを行いました、その結果、ロングステージ御影で働いている職員は、

  ・上司や仕事仲間は、自分をひとりの人間として認め接してくれる
  ・自分の成長を後押ししてくれる人が職場にいる
  ・同僚が質の高い仕事をしようとしている
  ・職場に何でも話すことの出来る人がいる

という“集団帰属”のような項目は得点が高いものの、

  ・最近一週間で、仕事の成果を認められたり褒められたりしたことがある
  ・過去6ヶ月間に自分の進歩について誰かと話し合ったことがある

のような“自己承認欲求”については充分に応えることができていないということがわかりました。そこで【いいねっ!!】の取り組みなどを始めていったのですが、求職・転職者にとっても、新しい就業先で“自分の居場所があるかどうか”って、まず大切なことですよね。そして、その次は“自分がそこで働き続けることができるかどうか”を考えるのだと思います。この働き続けることができるかどうかを考え決める拠り所が“やりがい”なんだと思います。


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  ・入職後は【ママベビー研修】で慣れるまでサポートします。
  ・資格取得に向けては、スクーリングの勤務扱い・研修費用補助、
   無料の受験対策講座開催と手厚くサポートします。

 そして資格を取得して、日々の介護に活かしていただく。
 介護は、日常生活の延長ですが、専門性を持った介護をしているかしていないかで大きく結果が変わってきます。水分補給ひとつとっても、体位交換ひとつとっても、そこに専門的知識があるかどうかで、ゲストが快適か否かが大きく違うのです。このことを実践して、このことをご家族などにもわかりやすく伝えることが出来るようになれば、本当の一人前。専門性を認められるということは何よりも【自己承認欲求】の充足につながるのです。
 当然【自己承認欲求】が満たされれば、そこには大きな【やりがい】を感じることができます。一生懸命頑張って、自分のことが認められて、そして【やりがい】につながっていく、この連鎖をなんとか形作っていくための努力を私たちは惜しまないのです。

 介護の仕事は、他の職員と競争することではありません。
 ひとりひとりは、ひとりひとりのゲストの対して精一杯のことをする。
 そして、そのひとりひとりの精一杯が、施設全体の介護を良いものにしていくのです。

 個人プレーも大切ですが、集団でするプレーも大切なんです。
 だから、私たちの仕事は、サッカーなどの球技や吹奏楽などに近いものがあるように思えてなりません。自分の役割はきっちりと果たす、自分の果たした役割によって全体の成果が形作られていく。個々の【やりがい】の先には、施設全体としての【やりがい】が控えている(見えている)のだと思います。


◆◆◆“守破離” ロングステージ灘は開設から20年目
        
 同業他施設の求人広告でよく見かける内容です。「あなたの笑顔と優しさを活かせる職場です」、「“ありがとう”と言われることが私の元気です」などという“甘いキャッチコピー”。私も嫌いではありません。むしろ好きなくらいですが、これだけでは介護の仕事の中身を充分に伝えることはできません。
 そしてもう一つこんなタイプの広告も最近よく目にします。「介護業界に新しいトレンドを持ち込みます」、「介護現場に革新とイノベーションを」 なんなんでしょうね。こんなキャッチコピーを作る人たちの考えていることって.........
 「介護の世界は遅れているから革命が必要」とでも考えていらっしゃるのでしょうかね? それとも「古いから革新・改革をしてあげる」と手を差し伸べてくださるのでしょうかね? 全く余計なお世話です!

 いずれにせよ、まずは自ら介護の仕事をしてみて、一通りのことはわかって、そこには失敗や挫折もあって、その結果として【やりがい】を感じて、介護の中身を語ることが出来るようになってから、何か新しいことについて語って欲しいものだと思います。

 ・求職者、転職者のみなさん「新しいことができそう」という甘いイメージに
  引っ張られてはいけませんよ!


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【守破離】という言葉があります。
 デジタル大辞泉より引用
  →しゅ‐は‐り【守破離】
    剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。
    「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
    「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を
    発展させる段階。
    「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

 主に武道や芸術などにおける師弟関係のあり方についての考察ですが、物事を習得して一人前になり巣立っていく姿をイメージングする言葉としてわかりやすいと思います。
 介護の世界もまったくこの【守破離】だと思うのです。だから、まず介護を理解習得し自分のものにしておかないと、新しいことに取り組みことは出来ない。つまり、発展させることも、独自の新しいものを生み出すことはできないと思うのです。

 私は1987年から福祉関係の仕事に就いています。その頃から利用者に対する記録は連綿と綴ってきていますし、身体介護に関する手技方法については時代による変化はあるもののその本質は大きく変わってないと思います。時々流行のような方法論が席巻する時もありましたが、(現場と理論実践がかみ合っていないと)使い勝手の悪いものとして廃れてしまうようです。
 私なんてたかだか30年弱です。介護の歴史はもっともっと古い。そんな長い歴史に培われてきた介護を、5年や10年囓っただけでオリジナルを作るなんて.....、簡単に作るなんて.....、できないと思います。
 せめて「破」の段階で日々もがきがんばっていると思いたい私です。

   守 : 介護の型を学ぶ
        →ママベビー研修、日々の介護業務、看取りや緊急時などの経験
   破 : 資格取得に向けて勉強し知識や技術の幅を広げる
       他施設や他業種の状況を咀嚼して現業務の取り入れてみる
   離 : ロングステージならではの介護理論とその実践を日々行う
       (ここまで行けたらいいなと言う段階です)


 長々と書いてしまいました。
 私も【守】と【破】を日々意識し、【離】の高みを目指して踏ん張りたいと思います。

 ご応募、お問い合わせお待ちしております。
このエントリーは、
6月1日公開の『リクナビNEXT』と連動して、
より詳しい内容をお伝えしようと書いています。




 6月1日から転職求人サイト【リクナビNEXT】に社会福祉法人 鶯園 特別養護老人ホームロングステージ御影としてサイトを掲載しています。
 『タウンワーク』を始めとしたフリーペーパーや『アイデム』などの新聞折り込みにも求人広告は出していますが、スマートフォンが重要な情報媒体となった昨今、ロングステージとしても『とらばーゆ』にはサイトを開設し、今回大手転職サイトである『リクナビNEXT』にページを設けたのです。
 原稿を書いていくに当たって、考えたのは次の2点です。

  ・同業他施設の広告とひと味違ったものにしよう
  ・私たちが実際していることから魅力を伝えよう

 2月15日から8週間にわたって2P見開きで掲載した『タウンワーク』でも、“現場・現実・現状をありのままに”という視点に立って、ゲストさん本人やご家族、働く職員、そしていつも良くしていただいているボランティアさんの生の写真と生の声を使って記事を作りました。そして制作担当者は施設に足繁く通ってきてくれていたので、“取材者のビックリ!”というコラムを新しく作ったり、取材通して感じたことを各回のリードコピーとして紡ぎ上げてくださったのです。

 『リクナビNEXT』でも原稿を書いていく上でまず何を訴えようかという“キーコンセプト”作りから、制作担当者と話を進めていくことになりました。営業サイドは当然のことなのでしょうが、“仕事の内容を閲覧者に伝えよう”ということを前面に提案してきます。しかし、今回私は“転職者の気持ちになって”を土台に考えていたので、

  ・転職者へのメッセージ
  ・職場での居所

を“キーコンセプト”にして文章を作るように考えていました。制作担当者・ライターさんを巻き込んで議論をしました。結果、みんなが納得して、

  ・仕事のやりがいを感じることのできる職場はきっと見つかります。

という、メインコピーが生まれたのでした。


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◆◆◆『13歳のハローワーク』村上龍(著)
 娘のために購入した本です(笑)
 2003年に初版、7年後の2010年に新版が出ています。
 「旧版の発行から7年が経ち、新しい職業が増え、仕事をとりまく社会状況も大きく変わっているから改訂版を出すことにしました」ということですが、その「はじめに」という前書き部分で、著者の村上氏は、仕事とは【出会う】ことだと書いておられます。
 13歳の子供たちは「好きなことを探しなさい」、「好きなことを見つけなさい」と言われ、大人になったら「自分を活かす仕事を探しなさい」、「自分に向いている仕事を見つけなさい」と言われ続けるわけです。しかし「好きなこと」、「向いている仕事」も「探して見つかるもの」ではなくて【出会うもの】だとと村上氏は強く主張します。

 そして出会うために必要なことは【好奇心】だそうです。苦手な数学の授業では意識して先生の話を聞かなくてはなりませんが、好きな女の子の表情や仕草には別に努力しなくても自然に引きつけられます。好奇心が刺激されると心が傾くわけです。
 なので、目的の仕事に出会うために、

  ・自分が好きになることのできる仕事がきっとあるはずだ
  ・自分に向いている職場にいつか必ず出会うことができる

と心のどこかで強く思う必要があるのです。そう思っていなければ何かに出会って、心が傾いたときに「これかも知れない!」と閃くことができないからです。


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◆◆◆『これが答えだ!』カート・コフマン (著)
 →1000万人の顧客、300万人の従業員、20万人のマネジャーを対象とした調査から、
  生産性の高い組織とそうでない組織とのちがいが明らかになった。
  それが“ギャラップQ12”と呼ばれる12の質問だ。
  これら12の条件が満たされれば、マネジャーは必ず生産的な職場を
  生み出すことができる!
  1300万人を超える膨大な調査データから導き出された新事実。

 ギャラップQ12
   (リクナビNEXTの写真では見にくいので、ここに全文を書きます)
 Q01:職場で自分に何が求められているかわかっている
 Q02:仕事を適切に行うために必要な材料や道具等が揃っている
 Q03:毎日最高の仕事が出来る機会に恵まれている
 Q04:最近1週間で、仕事の成果を認められたり、褒められたりしたことがある
 Q05:上司や仕事仲間は、自分をひとりの人間として認めて接してくれる
 Q06:自分の成長を後押ししてくれる人が職場にいる
 Q07:職場で自分の意見が尊重されている
 Q08:組織の使命・目的にとって、自分の仕事が重要だと感じている
 Q09:同僚が真剣の質の高い仕事をしようとしている
 Q10:職場で何でも話すことのできる人がいる
 Q11:過去6ヶ月に自分の進歩について誰かと話し合ったことがある
 Q12:昨年、自分を成長する機会を与えられた

 『リクナビNEXT』では、スペースの関係もあって、この12個の問いの内、
 1.3.4.5.6.7.9.11.12の8つ選んで載せています。

 ギャラップ社が行った調査(アメリカの会社ですから、アップルやグーグルなどの大手有名企業が中心)によると、

   ・全世界の平均値は、3.6 (ロングステージ御影は3.5 惜しい!)
   ・平均値が3.8を超えると時間差はあっても成果へとつながり、逆に3.3
    を切ると成果への悪影響が大きいそうです。

 では、ロングステージ御影の得点を
      Q01:3.7
      Q02:3.3
      Q03:3.1
      Q04:2.9
      Q05:3.9
      Q06:3.7
      Q07:3.4
      Q08:3.5
      Q09:3.7
      Q10:3.9
      Q11:3.0
      Q12:3.3

 高いのは、Q05、06、09 どうやら上司や職場仲間との関係は良いようですね
 低いのは、Q03、04、11 なかなか褒められたり認められたりすることがない
 最高得点はQ5の3.9「上司や仕事仲間は、自分をひとりの人間として認めて接してくれる(気にかけてくれる)」です。
 一方最低得点はQ4の2.9「最近1週間で、仕事の成果を認められたり、褒められたりしたことがある」でした。私も“仕事を認めたり褒めたりしたこと”があるかなと胸に手を当て考えてみました。
 寮母長や相談員など上位職者に尋ねてみても「そうかもしれない.....」という感想です。つまり、御影の組織は「職員への気遣いはできているのだけれども、日々の仕事内容や成果に対する“承認”が充分ではないので職員が満足していない」ということなんだろうと推測しました。


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◆◆◆“いいねっ!!”カードの取り組み
 そこで「褒める・認める」取り組みを始めました。

  ・“いいねっ!!”カード

 職員が職員に手渡す“あなたのことを見ています、“ありがとね、助かったわ”という意味合いのカードです。一応「MIND」に基づいてという基本はありますが、なかなか面と向かって「ありがとう」と言えないことでも、後でさりげなく伝えることができるようにとカード方式にしました。最近では“いいね!!”の別バージョンとして“感謝(ありがとう)”カードもできて、この活動を続けています。

 3ヶ月毎に集計しています。
 もらった数、贈った数を集計します。
 直近の2月~4月期の集計では、

  ・もらった数1位(同率で2人)  24枚  2位(22枚) 3位(20枚)
  ・一番多く贈った人  15枚

でした。
 各受賞者には、私の名前で表彰状を授与します。
 そして、名札に付ける光る星のプライズマーク(シール)も併せて贈ります。

 小さな取り組みですが、やる前と較べてQ4に点数はあがりました。でもQ11がいまいち上がってきません。次の取り組みは、

  ・自分自身の成長感と、上司の承認とのギャップ、
   その解決のためのコミュニケーション

だなと考えています。現状把握だけではなくて、次の取り組みのためにも有意義だったギャラップQ12でした。

 実はこの取り組み、私が主導したわけではなくて各フロアリーダーが中心となって構成している「ユニットケア学習会」が行ったのです。集計は秘匿性の都合上私が行いましたが、“いいねっ!!”カードの取り組みについてもリーダーたちの発案によるものです。もちろん“コンサルト会社”が入っているわけでもありません。


 転職希望のみなさん、【出会い】に来てみてください。
 ロングステージ御影が、「好きになることのできそうな職場」であり、「自分に向いてそうな職場」であることを願っています。


 もう一文『13歳のハローワークから』

 世の中の仕事は全て、お客様のニーズがあるから成り立っています。しかし、その仕事がなかったら、その仕事をしているあなたがいなければ、自分は穏やかな毎日を送ることすらできないというくらいのお客様の切実なニーズを受けて働ける仕事は、世の中にそう多くはないだろうと思います。お客様の生活全般にこれほどまで深く、そして長く関わる仕事は他にはほとんどないと言ってよいでしょう。
 決して楽しいことばかりではありません。お客様と深くかかわって、お互いの心の底をぶつけ合えば合うほど、本気で腹の立つこともある仕事です。でもその分だけ「あぁ、この方は本当はこういうことが言いたかったんだ」とか、「自分をこういうふうに見てくれていたんだ」とか、気持ちが通ったときの喜びはひとしおで、きっと一生の宝物になります。
 そして、どうか信じてください。何年か経つと、腹の立ったことや苦しかったことはどんどん薄れていって、心の中にはそうした宝物がたくさん残るのです。
       『13歳のハローワーク(スペシャルエッセイ)』 武田雅弘氏より抜粋
このエントリーは、3月28日発行(公開)の、
求人情報誌(フリーペーパー&WEB)『タウンワーク』
と連動させて、より詳しい内容をお伝えしようと書いています。



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4回目はボランティアさんと地域活動



いろんな方の協力で作ることのできた求人原稿です。



◆◆◆できるだけ、生の声、生の姿を伝えたい

 先日、四国中央市(旧新宮町)にある“霧の森お菓子工房”に行ってきました。
 愛媛県の方はご存じかもしれません。とても美味しい“霧の森大福”で有名な
 お店なんです。


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大福の写真はうまく撮れなかったので和三盆クッキー(ほうじ茶・抹茶)です


 このお店あまり情報公開はされていなくて、インターネット販売も抽選販売で
 なかなか手に入りにくい品になっています。
 けど、買いに行く人は多くて、四国山地の山奥にあるお店は開店時間には
 長蛇の列ができる超人気店になっています。
 私も、そんなに美味しいのかどうか半信半疑で訪れました。結果とっても美味
 しかったのですが、その時情報収集の使ったのがインターネットのSNSによる
 口コミだったり、食べ物ランキングサイトの情報だったりしたのです。

 特別養護老人ホームなど介護施設に対しても【情報公開制度】や【第三者評価の
 結果公表】などによって、施設運営の情報は公開されています。
 しかし、その公開される情報は、主に運営に関する財務状況であったり人員配置
 であったりして“その施設でどのようなケアが行われているか”について詳しく
 わかる項目は残念ですがありません。

 霧の森大福の美味しさも、運営する「株式会社やまびこ」の財務状況や人員状況を
 いくら眺めていてもわかりません。実際に大福を食べてみなければその味はわから
 ないのです。だから、実際に食べた人の評価や評判を探して参考にする。ネット社
 会になって、情報はたくさんありますが“実際の経験談”にまさる情報源はないの
 だと思います。

 サービス業は品質を言葉や写真で知らせることはなかなかむずかしい。
 なので、実際に利用した方の口コミが良い評価であれば広告宣伝になり、悪い
 口コミであれば運営そのものを脅かすものにさえなるのだと思います。
 実際、私もホテルやレストランを利用するときは“口コミ”を大きく参考にします
 し、ランキングサイトの点数にも期待します。

 特別養護老人ホームなどについても一部、評判などを書き込みことができるサイトが
 あるようですが、ホテルやレストランと決定的に違うのは、利用者本人が書き込む
 ことはかなり難しいということです。
 なので本人さんに代わってご家族が書く、ボランティアさんが書く、職員が書く、
 いずれの方法でもご利用されている本人さんの気持ちをありのままにに伝えることが
 できているかというと、正直わかりません。

 なので、今回は原稿を職員側では書かずに取材という方法を使って、できるかぎり
 生の声・生の姿を伝えようとしたのです。



◆◆◆協力していただいた方々、ありがとうございます。

 生の声・生の姿を伝えるために施設の普段の姿を撮ったスナップ写真を使いました。
 メインの屋上農園での大根収穫の風景、新年会での獅子舞との記念撮影、職員の
 働く姿、ボランティアさんの活動の様子、ロングステージKOBE岡本の
 住吉川クリーン活動…


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ご家族と共に、特養新年会にて



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いつも“餌やり”ありがとうございます



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施設の中に地域の風をありがとうございます


 どれも、ロングステージの日常を切り取ったものです。
 写真で伝えるには限界があるとは思いますが、少しでも多く伝えることができたら
 と思っています。


◆◆◆取材と構成

 4回連続の掲載です。それぞれは「職員」、「ゲストとご家族」、「ゲスト本人」、
 「ボランティアさん」と構成を分けて、さらに「取材者のビックリ~ロングステージ
  を取材して発見しました~」というコラムを書き加えてもらっています。

 第1回 職員が多い
     ゲスト3人に対して職員1人付くのが国の基準。
     ロングステージはおおむねゲスト2人に対して職員1人が働いています。
     しかもそのほぼ全員が正規職員なんだそうです。
     ここの職員さんは、全然バタバタしていないという声が多いのも
     そのためです。
     一人ひとりに目が行き届く。ゆったりした環境なんです。

 第2回 家族が良く来る
     ロングステージを取材しているとゲストのご家族によく遭遇します。
     「毎日来てる」という人も。
     個室で気を遣わなくて良いし、職員さんがいつも温かく迎えてくれるから
     来やすいのだそう。
     逆に職員さんは来たいときに来てくれれば良いから「来てください」など
     プレッシャーになることは言わないように気をつけているそうです。

 第3回 ゲストはじっと部屋にいるわけではない
     取材は中庭に面したデイルームで行いました。
     取材している間にも他のゲストさんは、お風呂に行ったり、トイレに
     行ったり、お茶を飲んだり、じっと部屋にいるわけではないんですよね。
     ゲスト同士が出会うと普通におしゃべりしているし、私にも挨拶して
     くれたりする、ご近所さん同士のような雰囲気を感じました。

 第4回 情報共有がすごい
     「ちょっと調子が悪いだけなのに、1階の職員さんまで心配して
     きてくれる」と3階のSさん。
     専用ソフトを使ってその日の出来事やゲスト一人ひとりのトイレの誘導
     時間なども共有されています。
     でも、本質は「気になる人へのおせっかい」とのこと。
     世話好きの人が多い職場のようです。



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度々の取材ありがとうございました


 毎日働いている私たちにとっては当たり前のことでも、外部の方からはこのように
 視られているのだなぁと思いました。
 客観的に見ていただいて、このように文章にしていただいたので、ロングステージの
 生の姿を伝えることができたのではないかと思っています。
 取材者のHさん、編集スタッフ、デザイナーのみなさん、本当にありがとうございました。
     


◆◆◆ to be continued... と See you later に込めた意味

  1回目から3回目までのリードコピーの文末には、

   ・to be continued...

  と書き足しています。
  “次回に続きますよ”、“まだまだ伝えたいことがありますよ”という予告を
  込めました。
  第4回は、La fin にしようかととも思ったのですが、

   ・See you later

  にしました。
  もちろん、職を求めている方に出会いたいという思いを込めてです。


  最後に、就職を考えているみなさんに思いを伝えます



☆★☆ 努 力 は 報 わ れ る ☆★☆

介護の仕事って、決して楽ではありません。
かといって、苦しいことや嫌なことばかりでもありません。

ゲストの日常生活をお手伝いするのだから、
“楽しいこと”もあるし“苦しいこと”もある。
“嬉しいこと”もあるし“悲しいこと”もある。
そんないろいろなことが混ざり合って“介護”なんだと思います。

ちょっといいことがあれば優しい気持ちになれる。
一緒に暮らしてきた思い出をたくさん持っている。
努力をすると思いもよらないことで報われたりもする。

優しい気持ち・素敵な思い出、仕事のやりがいは、
探さないと見つかりません。
“ロングステージ”できっと出会うことができると思います。



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See you later.....
このエントリーは、3月14日発行(公開)の、
求人情報誌(フリーペーパー&WEB)『タウンワーク』
と連動させて、より詳しい内容をお伝えしようと書いています。



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3回目の取材記事はゲストさんにインタビュー


◆◆◆多くの方から問い合わせをいただいています。

 2月15日の1回目掲載からちょうど4週間が過ぎました。
 この間、多くの方からお問合せを受けました。
 2017年春に卒業予定の学生さんから、60ン歳の現役介護職員の方まで。
 エリアは、神戸市を中心に尼崎から明石方面まで幅広く、JR京都線方面の方もおられました。
 インターネット(タウンワークネットやとらばーゆ)を通しての問合せで、直接メールのやりとりをして日時を決めていくこともありますが、最初の申し込みだけがインターネット経由で、1回連絡がついたあとは電話でのやりとりが主になる方が多いです。
 ある方は、もうその電話から見学会モードに入っていて、かなりの質問攻めにあい、私はタジタジになってしまったのでした。

  ・聞きたいこと、知りたいことはたくさんある!

 そうだと思います。
 そういう内容の広告を出しているのですから、ロングステージの現状について何でも質問してください。
 そして、説明の後は施設を見学していただいています。
 工場や会社と違って、特に見学コースを作っているわけではありませんので、ハプニングが起こるかも知れません。でも、これが“リアル、ロンステ”なのです。

  ・見学会の日程が入っているから電話しやすかった

 特に土曜日などは、午前中に電話をいただいて、その午後に見学をされる方もおられました。

 ロングステージには、採用や教育を専門で扱う部門はありません。
 研修や教育は、灘や岡本や御影や大石の職員がチームを作って運営していきます。
 採用は、最初の見学は御影で行ったとしても、採否は各施設で施設長が(御影以外の施設の場合は再度見学もして)面接し決定します。つまり、

  ・見学した施設で、対応した上司(職員)と働くことになるのです。

 当然、対応する私たちも“一緒に働く”ということを前提にして考えるわけです。
 採りっぱなしではありません。何か訳あって早期に退職されると、採用した私たち、教育した職員に大きくダメージが残るのです。
 だから、長く一緒に働き続けることができる方と出会いたいのです。


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明治40年生まれ最年長。明治の女


◆◆◆見学している会話から

 “写真に映っている方ですよね”と、見学の方があるゲストを見てつぶやかれました。
 “実はタウンワークの広告の笑顔が素敵なので応募してみたんです”
 これって、

   ・我が意を得たり!

なんです。
 これらの写真を持つ意味をわかってくれる方は、もう一次選考通過どころか採用内定です。

 今回の広告は【ロングステージの今の姿を見ていただく】がキーコンセプトです。
 そうなれば、ゲスト自身が登場しない構成は考えられません。
 1回目は職員、2回目はゲストとそのご家族、そして3回目はゲスト自身です。
 キャプションはあえて事実だけ、年齢と続柄、そして取材からつかんだ短いセンテンスです。
 事実から、写真に映っているゲストの生活を想像してみて欲しいのです。
 その想像できる世界のお手伝いをしているのが私たちロングステージの職員なんです。

  ・このおばちゃん、明治生まれなんや、子供の頃の日本ってどうやったんやろ



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孫が来るのが楽しみ

  ・お孫さんの前では、どんなおじいさんなんやろ、きっと優しいんやろうな


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お好み焼き屋してました

  ・今でもお好み焼き好きなんやろうか、ホットプレート出したら焼きはるやろか


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熱帯魚の餌やりが日課。ロンステの“いきものがかり”

  ・“いきものがかり”が楽しそうやな

  ・年取ったらやっぱり和食がいいなやな、たまには焼き肉なんて思わへんのかな

 本当のところはわかりませんし、答えていただくことができないかも知れません。
 けど、この写真を見て何かを感じ取っていただけたら“我が意を得たり”なんです。

 2月に面接して3月から勤務している職員がいます。働き始めて2週間、面接の時よりも、活き活きと元気に働いているように見えたので声をかけてみました。
 すると、こんな答えが返ってきました。

ロングステージは、
     職員がゲストのことが好き
     誰のために仕事をしているのかがわかりやすい

 彼女は、介護系専門学校を卒業後他の法人で働いていた経験者です。
 働き始めて、わずか2週間、ロングステージの『MIND』を身につけてくれたようです。



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和食が好みやね


◆◆◆モデル担っていただいたご家族からの声

 ご家族からも、声をかけていただくことがあります。

   ・いい人が来ましたか? 採用できましたか?

 こんな風にお声をかけていただくと、今回の採用に当たってはモデルになっていただいたゲストさんやご家族さんも採用チームの一員のような感じになってきます。
 掲載誌を家に持ち帰った翌日に、また声をかけられて「家でこの写真を見てとっても盛り上がったのよ、職員さんたくさん採れるといいのにねぇ~」
 そうそうたくさん採れるものではないのですが、こういう応援を聞くとうれしいものです。中には、「説明会するなら私がしゃべってあげるわよ!」、という奥さんもいたりして、どうしましょうかね。

 採用専用チームを作っている企業系高齢施設の向こうを張って、

   ・ゲスト本人とご家族と制服姿の職員で介護現場疑似再現

 でも企画して合同選考会や就職フェアに乗り込んでみましょうかね。

 パワーポイントのプレゼンより、ひとりのゲストの現実
 ぱりっとしたスーツよりも、動きやすい制服姿(ジャージはだめですが…)
 そして、抽象的な事業概要ではなくて、明確な事業説明。

 これも、今回のキーコンセプトです。

 さて、今回も見学会を複数回準備しています(実は大変なんですががんばっています)
 なかなか電話を架けることに度胸や勢いがいるかとは思いますが、受付一同優しく対応させていただきますので、お電話お待ちしております。
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