今年もこの季節がやってきました。

  ・だんじり

 雄壮豪華なだんじりが町内を練り歩きます。
 鉦や太鼓の音に合わせて若者が跳ね踊り、
 可愛い稚児さんが力を合わせて綱を引きます。

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‘西之町’さんのだんじりです。だんじりは大きく原型を変えずに少しずつ部材を新調していくのだそうです。末永く歴史と伝統を守っていこうとする心意気を感じます。

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 施設の前では、いわゆる【練り】をしていただいています。前方を高く上げたりおろしたり、鉦の音とかけ声によって大勢の男の人たちの力が合わさって大きくて重いだんじりが大きく動きます。そして、圧巻は“廻し”です。片方の車輪を中心にしてだんじりが何回転もします。だんじりの車輪は4つ、いずれも固定されています。ハンドルにあたる車輪はないので、曲がったりするときには“滑らす”しかありません。これもかけ声をかけて一気にやってしまっています。見ていて、なかなか雄壮で格好いい物です。

 地域の結びつきを深く感じる行事です。大型連休に地域で育った(育てられた)衆が集まって、だんじりを曳き町を練り歩く。もちろん住民との出会いも多くあり、声をかけられることもたくさんあるように思います。

 ・地域に住み、生きていると感じる

 ことができるのが、だんじりの素晴らしいところではないのでしょうか。

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 屋根から身を乗り出して“ふさ”を振り回す若い衆、今日は気温も上がっており大変なことだと思います。ふつ日の練り歩けば真っ黒に日焼けすることでしょう。それでも、ここにいることは名誉なことなのだと思います。

 回転の中心は、道路が削られます。毎年ひとつずつ、“これ”が増えていきます。施設の前まで来ていただいた証拠です。

 西之町のみなさま、ご訪問ありがとうございました。
 楽しませていただきました。
 また、来年もよろしくお願いいたします。