毎週火曜日に【囲碁・将棋】をされるボランティアさんが来られます。
 このボランティアさんが、男性ゲストに大人気なのです。

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将棋の対局中です。真剣そのものです。

 将棋は駒の動きがひとつずつ違うので、ルールをあまり知らない私にはちんぷんかんぷんなのですが、みなさんさすが“むかしのたしなみ”でしっかりと動きを思い出して、真剣そのものの顔で対局していました。もちろん、勝負ですから勝ったり負けたり、たまにゲスト同士で対局するときなどは「お互い負けてなるものか」と火花が散っています。

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こちらは囲碁です。小さな碁石を指先で器用につまんで打っています。

 囲碁も昔の男子の“たしなみ”のようです。普段は麻痺があり動かしにくそうな手指や、見えにくくなってきた目などはものともせず、「びしっ」と音をたてて盤面に碁石を打ち込んでいきます。傍によって「何手先くらいまで読んでおられるのですか?」と小さな声で尋ねたら「ふふっ」と笑って「最低10手先くらいかな」と答えていただきました。
 求められるのは「細かい手先の動き」と「先を読む力」、これは手指の機能低下と頭の回転維持するには、とても適していることなのかも知れません。

 みなさん、私たちが期待しているこんなことを知ってか知らずか、「男子の意地を賭けて」対局しておられます。